九州帰省 三日目 ⑦2014年02月09日 00:57

前日の二日目は下曽根のザモールで刺身と寿司を実家に買って帰りゆっくりと夜を過ごしました。

三日目はレンタカーで近場を軽くドライブする事にしました。

ルートは北九州小倉区から若戸大橋を通って響灘沿いに西へ向うルートです。

ルート

若戸大橋と言うのは、1962年に開通した北九州市戸畑区と若松区を隔てる洞海湾をまたぐ、開通当時東洋一だった吊り橋です。
洞海湾は大きな工業地帯だった北九州市の海運の核となる湾で、行き交う大きな貨物船をクリアする為に当時としては大変高い80メートルの高さを誇っていました。

赤く塗られたこの橋を見ると、既に亡くなった叔父が運転するカブの後ろに乗せられて、横風を受けながら橋の上から眺めた煙突だらけの工業地帯の景色を思い出します。

しかし、ナビに導かれて洞海湾の近くまで来たのですが、どうもルートが橋を目指していない気がします。

ルートを良く見ると、橋を通らずにその脇道らしきルートを目指しているようです。

何と、いつの間にか洞海湾には橋だけではなくて、若戸トンネルと言う名前の海底トンネルが完成していて、ナビはそのルートを目指していたのでした。

若戸大橋は通りませんがルートが間違っている訳でも無いので、このまま海岸線を目指して車を進める事にし、しばらく車を走らせると「ひびき海の公園」と言う名前の案内板が。
ちょっとばかり立ち寄ってみる事にしました。

2014_01_23_脇田_ひびき海の公園_外観.jpg


この施設は若松区の脇田漁港の近くに北九州市が開発した施設のようです。

去年の年末、北九州市で漁業協同組合長が射殺されました。
その漁協とはこの近くの漁協の事です。

過去、北九州市は石油備蓄基地建設に絡んで、多額の補償金を漁協に対して支払って来ました。
また、それ以外にも漁協がらみで多額の投資を繰り返しており、その利権が絡んでの犯行だと言われているようです。

殺されたとは言え、その漁協長にしろ港湾系の公共事業を一族の複数の土建会社で独占していたようで、その利権を巡っての暴力沙汰なんでしょうね。

何だか気の重くなる話で、真面目に税金を納めるのがバカバカしくなります。

2014_01_23_脇田_ひびき海の公園_カイワリ.jpg


施設の中では魚が売っていました。

しかし、何でこの辺りでは獲れないホタテ貝が並んでいるのでしょうかね。

2014_01_23_脇田_ひびき海の公園_広場.jpg


オフシーズンなのか人影はまばら、海風が強くて体が冷えます。

2014_01_23_脇田_ひびき海の公園_多目的広場.jpg


海岸線は海水浴場になっているようです。
良いシーズンになれば多額の税金を投入したこの閑散とした広場にも人が溢れるのでしょうか。