九州帰省 三日目 ⑪2014年02月18日 11:18

この日も初日よりは早めに訪れたと言え、やはり午後になってしまったせいか、魚の冷蔵ケースは完売の札だらけです。

残った魚をもう少し紹介してみます。

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この施設の近く、鐘崎漁港の名物と呼んでも良いシマフグです。

シマフグ

皮を剥いでいるので魚体を見ても他のフグと区別がつき難いですが、黄色味が強い尻尾の色で判断出来ますね。

子供の頃から近くの黄金市場と言う名前の大きな市場で沢山の魚屋さん、並べられている魚を見て来ましたが、私はこのフグが並んでいる記憶、食べた記憶が有りません。

トラフグ、カナトフグと呼ばれるサバフグ、ショウサイフグ、他の地域では食べる事が無いクサフグなどが並んでいる記憶が有りますが、このような鮮やかな模様を持つフグは見た事が有りません。

この施設で売られているこのフグは価格も手頃で、今思えば試してみれば良かったと後悔しています。

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左上に丸々と太ったヤズ、ブリの子ですね。

その右、下段の左右に鮮やかなオレンジ色をしたカサゴが並んでいます。
良く見かけるカサゴはもう少し赤黒さが有りますが、深い所に住んでいたカサゴは割りとこのようなオレンジ色をしているようです。

下段右はホウボウに見えますが、これはカナガシラだと思います。
似たような姿、味ですがホウボウの近縁種で、小倉ではカナドと呼んで煮付けで良く食べていました。

そして下段左、マトウダイ。
マトウダイには腹のラベルの位置近くに黒い的のような模様が有りますが、似たような魚で模様の無いカガミダイと言う魚も居ます。
まあ、写真では良く分かりませんが味も姿も似たような物ですしマトウダイと言う事にしておきたいと思います。

こいつはデカくて美味い肝を持っていて、アンコウのように鍋に限ります。
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そしてこんな説明書きが。

ブリの身に時々入っているブリ糸条虫の説明です。
天然のブリには時々当たり前のように入っている虫ですが、それこそ天然の印です。
人間には害の無い虫なので取って捨てれば良いだけなのですが、クレームでも付けて来る連中が居るんでしょうね。
バカバカしい話です。

そう言えば最近、どこかの誰かがアニサキスにやられてその魚を売った魚屋さんが保健所から営業停止処分を課せられたと言う記事を見ました。

アニサキスはどんなに鮮度の良い魚でも入っている可能性が有りますし、捌く本人の技術と料理方法以外に避ける術は有りません。
衛生的に完璧な魚屋でも魚を買ったお客さん次第で被害が出るのですが、これを処分するとは一体何を考えてるんでしょうね。

何だか頭の中に、無能と言う言葉が浮かんでは消えする事件でした。