国立国会図書館2014年01月21日 15:54

九州への帰省時の写真がまだ整理中なので、ちょっと日々の日記を挟んでみます。

先週の18日の土曜日は夜勤の予定で、日中帯がポッカリと暇になりました。

そんな時は特に釣り以外に趣味が無いので時間を持て余してしまいます。

釣り具などの道具、タックルにコダワリでも有れば釣具屋さん巡りも楽しいのでしょうが、そっちも大して興味が有りません。
元々、物欲に乏しいせいで買い物も嫌いですし、増してやウインドゥショッピングなどちっとも心惹かれません。

しばし考えてみた結果、懸案の事項をこなしておく事にしました。

2014_01_18_国立国会図書館_新館.jpg


国立国会図書館です。
で、こっちは新館入り口です。

国立国会図書館は初めて利用するのですが、どうやら初利用時には新館で利用者登録をする必要が有るとの事です。

2014_01_18_国立国会図書館_登録利用者カード.jpg


で、これが登録利用者カードです。
受付で申請用紙の記入と免許書などの身分証明になる物を提示すると即時発行してくれます。

そして、このカードをIC読み取りゲートにタッチする事によって入場出来る仕組みです。

また、館内には多数のPC端末が設置されていて、このカードの読み取りとカード申請時に申請したパスワード入力によって書籍の貸し出し画面へのログインを行うシステムとなっています。

端末では所蔵されている書籍、資料の検索、館内閲覧の為の貸し出し依頼登録を行い、所定の貸し出し窓口でお目当ての書籍を借り出して席で閲覧する流れになります。

で、私が国会図書館を訪れた理由が以下です。

私が小学校に入学した時、今はアル中で亡くなってしまった叔父さんが一冊の本と顕微鏡を買ってくれました。

この叔父さんは私を大変可愛がってくれて、将来は科学者になって欲しいと思っていたようです。

その書名が、「理科実験大図鑑」。
化学実験の基礎的なテクニックが細かい活字とペン画で解説された書籍で、子供が読むには難解な本でしたが、私の最大の愛読書となって いました。

内容は小学生の知っている漢字の範囲を越えていた為、ひらがなと知っている漢字の拾い読み。

それでも小学校高学年になるとほとんどの字は読めるようになり、中学校に上がった頃には、厚さ10センチ以上の実験図鑑のほとんどの内容を丸暗記するほど読み込んでいたものです。

今でもこの図鑑で説明されていた言葉がふと口を突いて出て来ます。

プレパラート作成のパラフィン切片法、ミクロトームの使用法(プレパラート用の試料を薄く切る機械)、気体を集める方法の水上置換法、下方置換法などなど。

小学生高学年程度では見た事も無い実験器具を、遠い将来自分が使う姿を想像していたものです。

で、この本がいつの間にか実家から無くなってしまいました。
もう一度読んでみたいと神田の古本屋街を捜し歩いても見つからず、国会図書館なら置いてあるだろうと思い、いつか訪れようと考えていた訳です。

しかし、結果は蔵書無し。
出版された本は全て蔵書していると思っていたのですが、無い物はやはり無いんですねえ。

2014_01_18_国立国会図書館_本館.jpg


こちらは本館ですが、写真で見ても、それがどうしたって感じですね。

残念ながら目的は果たせませんでしたが、それはそれで仕方有りません。

帰りの地下鉄への道で視線を上げると、見た事有る建物が目に入ったので歩いて行ってみる事に。

2014_01_18_国会議事堂1.jpg


国会議事堂です。
車で前を通った事は有るのですが、足を止めて見るのは初めてです。
正門前には当然のようにパトカーが止まって警戒怠り有りません。

近くには観光客も何組か居て、盛んに記念写真を撮っています。

2014_01_18_国会議事堂2.jpg


私もちょっと近づいて撮ってみました。

この建物の中で日本の政策が決定、施行されて行くのでしょうが、どうか日本人にとってより良い政治をお願いしたいと思います。