蒲田 燕三条ラーメン「潤」2013年03月17日 00:14

さて、荏原中延で美味いラーメンにありつけたので翌日も勢いに乗ってラーメンを食べる事にしました。

仕事場の国際展示場から近い場所となると、品川区と大田区が候補になります。

ちょっとPCで検索すると懐かしい名前が目に付きました。
行ってみるとしましょう。
りんかい線で大井町まで出て、電車を乗り換えます。

着いたのは、ここJR蒲田駅です。

2013_03_13_蒲田駅


蒲田の町は山手線沿いからはちょっと外れていますが、京浜工業地帯の工場を背景に発展した気の置けない居酒屋などが並ぶ賑やかな町です。

夕方なら以前日記にした「鳥万」で、ホッピーで一人酒と言うのも魅力的ですが、まだお昼なのでそれは出来ませんね。

鳥万

蒲田駅東口を出て目の前の飲み屋街を横目に、歩いて5分ほどでしょうか。

2013_03_13_蒲田_燕三条ラーメン潤


看板に「一麺入魂」の文字が躍る、新潟は燕三条ラーメンの「潤」です。 この店には3~4年ほど前に何度か食べに来ていました。

このラーメン屋さんが有る蒲田の町には呑川と言う川が流れています。
この呑川にアリゲーターガーと言う魚が住んでいると言う情報を友人から聞いて見物がてら探しに行っていました。

その時にこの店に食べに来ていたんですね。

アリゲーターガーと言うのは北米原産の肉食魚ですが、ペットとして飼われていた魚が呑川で成長したんでしょう。
この時は結局探し当てる事は出来ませんでしたが、その後数匹居たこの魚達は全て駆除されてしまったようです。

元々日本には居なかった魚ではありますが、当の本人?魚には罪は無いはずなんですが。

同じく元々居ないはずのアザラシが侵入して来ると、嬉々として名誉市民にしたりするんですけどね。
アザラシも駆除すれば?と思います。

生態系への影響とか言われますが、所詮街中を流れるコンクリで固めた都市河川にまともな生態系など有るはずも無いと思うんですけどね。

2013_03_13_蒲田_燕三条ラーメン潤_ラーメン


オーダーは普通に「ラーメン」。

燕三条ラーメンの特徴である太い麺に魚介の出汁が強く効いた醤油ベースのラーメンです。

燕三条ラーメン

スープにはタマネギのみじん切りと多目の背脂が浮かべられ、伝統有る燕三条ラーメンらしい見かけです。

燕三条ラーメンにはいくつかの特徴が有りますが、まず一つは独特の太い麺。
これは最近良く見かけるつけ麺の麺に酷似しています。
太さ、食感、味わいとも似ていますが、この店はつけ麺ブーム以前からこの麺を使っていて、流行に乗っかった訳では無いはずです。

二つ目、魚介の強い味わい。
これも最近の顕著な流行ですが、これも流行りとは無関係ですね。

三つ目、たっぷりとかかった背脂。
関東でも以前は背脂チャッチャ系と呼ばれて流行った時期が有りましたが、最近は比較的見かけなくなってはいます。
しかし、多少の背脂を足すのはもはや定番と考えても良さそうです。

2013_03_13_蒲田_燕三条ラーメン潤_卓上調味料


背脂の濃さに合わせて香辛料、調味料が使えるように卓上に備えられています。

燕三条ラーメンは最近の流行の3要素を生まれた当初から備えていますが、その生まれは戦前に遡れるようです。

新潟に釣りで通っていた頃はこのラーメンの事を全く知らなかった為に一度も現地で食べた事が有りません。
本当に残念な事をしたと思っています。

とは言え、ラーメン以外に刃物が有名なのでそちらは入手したりしました。
むしろ本来はそっちで有名な町でしたね。