奄美大島遠征 (2012/11/30) その142013年01月08日 09:41

瀬戸内町で全員一匹づつ魚を釣る事が出来てひと安心と言ったところです。

とりあえず、この町で作られている黒糖焼酎、「瀬戸の灘」を入手すべく一旦古仁屋の街中に戻ってみる事にしました。

瀬戸の灘と言う酒は、黒糖焼酎の中でもちょっと変っていて、ドライな口当たりなのですが麹の香りが強めでやや複雑な味わいが有る酒です。

雑味が強いと言ったら良いのでしょうか、何だか色々な味が感じられますし年によっても味わいもコロコロ変わる気がする面白いお酒です。

で、いつもの泉酒店へと向ってみます。

泉酒店

この店は近くに来た時に毎回立ち寄る店で、以前の焼酎ブーム時でも、「竜宮」を何とか手に入れる事が出来た店です。

もう以前のように特定銘柄のお酒が入手しづらい状況では有りませんが、お世話になった事でも有り出来るだけこの店で買い物をする事にしています。

今回も必要な酒を入手し次のポイントへと向いました。

このルートです

ここ古仁屋から宇検村までの海岸線は、シャロー有り、駆け上がり有りの手頃なポイントが続きます。

特に潮が満ち始めて手前側に広がるシャローを覆う頃合でのチヌ狙いが楽しいポイントです。

車を流しながらポイントを見歩いていると、静かな海面にボイルを発見しました。

ボイル

この小さな湾は桟橋の先辺りから急激に深さを増していて、肉食魚が岸際まで周って来る可能性が有ります。

そう言えば、ここ大島海峡は潜水艦が航行出来るくらいの急深な海峡でした。

時々自衛隊の潜水艦がこの海峡を通過するようですし、私も一回遭遇した事が有ります。

軍事的にも非常に重要な地域で、戦時中はこの海峡に奄美大島要塞と呼ばれる施設が造られていたようですね。

奄美大島要塞

また向いの加計呂麻島には、海軍の特攻兵器、「震洋」の基地が有ったようです。

震洋

震洋解説

この長閑な海を見ていると、このような過去を持つ島だと言う事を忘れてしまいそうです。

ところで、ボイルの方はミノーを投げどもメタルジグ、スプーンを投げども反応が有りません。

ボイルそのものは頻発しキャストの射程内に何度も入るのですが、全く食って来ません。
追われている魚も非常に小さいようなので、ベイトとルアーのサイズが合って無いんですね、きっと。

これ以上ボイルに関わっていても無駄と判断して再度移動を開始します。

2012_12_01_奄美_釣りポイント_6


奄美有数のチヌポイントです。
潮が満ち始めて手前のシャローまで水が上がって来るとチヌが上がって来ます。

このシャローは小さなカニの宝庫になっているので、きっとこいつらを食べているんでしょうね。

しかし、今は潮は落ちていて更に引いて行くタイミングです。
残念ですが、反応も無くトボトボとポイントを後にする事になりました。

上手く行かないもんですねえ。