宮古島GW遠征日記 2014/5/4 ⑫2014年07月09日 16:04

ヤシガニの探索も失敗に終わり、市内に戻って「中山」で夕食です。

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頼んだのはニガナです。
これが私達、そして私の大好物の酒の肴です。

強い苦味と野菜らしい強い香りが有り、タルタルソースのようなドレッシングと良く合います。
沖縄の居酒屋でもタマにしか見かけませんが、この店には必ず置いてあるのでいつも楽しみにしています。

植物は詳しく無いので、調べてみました。

この野菜の名前はホソバワダンと言う名前のようです。

解説を転記してみます。

分布は島根県・山口県の日本海側から沖縄、朝鮮半島南部・中国の海岸の岩場から山裾にかけて生育する。高さ約20~30cmで、地表面にロゼット状の葉を広げ、長さは20〜30cmに達する。
長楕円形のものと羽状に深裂した葉の2形がある。
基部から多くの茎を出し、太く木化する。
花は10〜11月に、黄色の舌状花を約12個もつ頭花を散状に開く。
強い苦味を持ち、沖縄県では、葉をニガナ(ンジャナ)の名で食用としている(日本に自生するニガナ Ixeris dentata は別種)。

だそうです。

難しい事は分かりませんが、海岸で自生する苦い食用の野草って事ですね。

この野菜、自宅で育てて食べたくなりホームセンターや園芸店を周ってみましたがどこも扱っていませんでした。

どうしても苗も種も見つからないので係員に尋ねてみたところ、わざわざ買ってまで栽培するような野菜ではなくて、海岸に勝手に生えてるのを収穫する程度の扱いだと分かりました。
欲しければ海で掘って来ると良いとアドバイスされましたが、私達にはどの草なのか見分けが付かず諦めてしまいました。

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寿司も頼んでみました。
1000円です。

沖縄の寿司は味付けがちょっと濃い目で小ぶりのシャリが特徴です。 その寿司の美味さもこの店で知りました。

久しぶりに来てみると一人で食べるのが厳しいほど寿司が巨大化していました。
しかし味は変わらず大変に美味く、久しぶりの訪問に大きな満足感を得る事が出来ました。

その後はいつものバー、「THINK」へ。
宮古島が誇る一流のオーセンティックバーです。

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マスターもお元気そうでなにより。

マスターは釣り、潜り漁の両方をこなしますが特にタコ漁が得意。
最近漁業権も取ったそうで大手を振って他のお店にタコを卸しているそうです。

そして潜り漁で見た最近の海の状況を聞いて愕然。
沖縄で5月と言えばもう本来なら初夏なのですが、水温が冬並に低くてリーフの中には魚の姿は全く見えないそうです。
潜ってもあまり良い漁にならないので海に入る気がしないくらいとの事。

陸っぱり主体の私には致命的な一言です。

これは参りましたね。

宮古島GW遠征日記 2014/5/5 ⑬2014年07月10日 11:23

明けて5日、今日は朝からバケツをひっくり返したようなドシャ降りです。

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雨に加えて強い風が吹き荒れ、とても釣りが出来るような天候では無いのでA&Wで朝食を摂りつつ待機です。

頼んだのはベーコンエッグプレート、飲み物はルートビア。
懐かしい味のする、金色の包み紙に包まれたマーガリンが泣かせます。

天気予報などを見てみると、どうやらこの日に沖縄地方は入梅したようです。
とは言え、初日から雨が降ったり止んだりで、とっくに入梅した感じだったんですけどね。

いつもならもう少し遅いはずなのですが、今回は狙い撃ちを食らったようです。

どちらにしろ釣りにはならないので、昨晩「THINK」のマスターがアドバイスしてくれた、宮古島総合博物館で開催されている「伊良部島・下地島の生きもの展」でも見に行く事にしました。

マスターの話では大変充実した展示で、生き物好きには堪らない催しになっているとの事です。

しかし強い雨の中を傘無しで歩くのも気分が悪いので、途中の100円ショップで買い込む事に。

傘も入手し、ついでに外に設置されたトイレを使い、外に出ようと振り返ったところで何かの黒い影が視界の隅を掠めるのが目に止まりました。

覗いてみると。

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猫がトイレの水を飲んでいました。
えらく首が長いですが。

外は大雨で水はフンダンに飲めるのですが、何でこんな所の水を飲んでるんでしょうね。

とりあえず買い物を済ませ、強い雨の中博物館へと向いますが、途中でナビがぶっ壊れて動かなくなってしまいました。

まあ、想定の範囲内です。

近くに有る熱帯植物園が目印になるとの事だったので、そっちを目指します。
こっちの場所はおぼえているので、ナビ不要です。

やがて熱帯植物園には到着しましたが、博物館方向の表示は見当たらず。

とりあえず入場料はタダなので入ってみる事にしました。

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池と様々な熱帯植物が繁茂する立派な施設です。

この施設、当ても無く歩くには相当な広さを持っています。

熱帯植物園

まずは博物館方面の案内板を探しつつ入り口から真っ直ぐ奥へと向ってみました。

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しばらく歩いているとこんな像が。

これ、大阪通天閣に有るビリケンというキャラクタではないでしょうか?
何でこんな南の島に置いてあるんでしょうね。

大阪の皆さんには申し訳有りませんが、正直このキャラクタの造形は私に嫌悪感を催させます。

どうしてなのか分かりませんが、大げさな表情やデフォルメ感が私の感性を逆撫でするんでしょうね。

ま、人はそれぞれ。
奥に進みましょう。

宮古島GW遠征日記 2014/5/5 ⑭2014年07月11日 13:12

ビリケンの像を過ぎて更に奥へと向います。

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真新しい散策路、今も拡張工事でもしているんでしょうか。
遊歩道は左右に生えたグネグネした南国らしい木々に囲まれるように覆われています。

晴れた夏の日には強い日差しを遮って、ありがたい日陰を提供してくれるんでしょうね。

園内の小さな丘の脇にこんな物が。

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第二次世界大戦の慰霊碑のようです。

今の宮古島の姿、景色から想像付きませんが、もちろん戦時中は他の沖縄地域と同じく米軍の激しい攻撃に曝された歴史が有ります。

平良市の西、久松周辺には特攻艇「振洋」の秘匿壕が点在しているようですが、私はまだ見た事は有りません。

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防空壕なのか火器砲壕なの分かりませんが慰霊碑の横に開いている二つの壕の内の一つです。

壕の中は暗く当時の面影を知る手がかりを目にする事は出来ません。

宮古島は領土問題で揉めている尖閣諸島の最寄の島で、何事かが起きれば一番に巻き込まれる位置に有ります。

戦争なぞ決して引き起こして欲しくは有りませんが、対するは聞く耳を持たずまともな対話が出来ない特殊な相手。

のん気に構えてて大丈夫なんでしょうか。

第二次世界大戦で倒れたご先祖は、今の島の姿、現在をどう捉えているのでしょうね。

更に進むと園を取り巻く車道に出ました、そこに博物館へ続く道路標識を発見しました。

まだちょっと遠いようなので、駐車場まで戻って車で来るとしましょう。

新橋 スパゲッティキング と Gin&Tonic2014年07月12日 00:12

友人のバー「Gin&Tonic」が開店して一週間が過ぎました。

それも有って、夕食を新橋で何度か摂る事になりました。
先日は「スパゲッティキング」で出すスパゲティの一つインディアンを紹介しましたが、今回はこいつ。

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醤油スパゲティ小、550円です。

小松菜の苦味が心地よく、豚肉、醤油で味付けされたスパゲティです。
具の一つ、角切りのトマトが焼きそばではなくてスパゲティなのだと主張しています。

もちろん麺はアルデンテくそ食らえの柔らかさ。
コシが無いのでナシデンテと誰かが言ってましたね。

インディアンも美味かったのですが、これも焦げた醤油の香りが食欲をそそり、私は大変に気に入りました。

そう言えばこの味は、学生の頃、喫茶店でアルバイトしていた頃に有り合わせの材料で作って食べていたスパゲティに似ていて懐かしく思い出しました。
その頃は豚肉ではなくて、ピザに使うベーコンで作っていましたが。

他にはタマゴ、明太子、王道のナポリタンも有るので、とりあえず一通り食べてみて一番のお気に入りを探したいですね。

そして、「Gin&Tonic」へ。

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ニュー新橋ビル3F、喫茶カトレアの隣です。

黒い壁が辺りの白いシャッターと壁に囲まれて目立ちます。
内装屋さんから来た花輪が華やかですが、これが取れると一気に渋さが増すと思います。

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常連のデザイナーさんにデザインしてもらった入り口の看板、店名「Gin&Tonic」の文字がスッキリした緑色で描かれています。

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そして売りのジントニック。
ジンの指定が無い場合はタンカレーを使い、指定が有ればその銘柄で。

ジンだけで30種類以上置いてある、専門店らしいサービスですね。

味はキリッと締まったドライな味わい。
マスターの工夫で、他の店とは異なりべたっとした甘さは控えられています。

言葉で伝えるのは難しいですが、夏の暑さも吹き飛ばしてくれそうな爽やかな味わいが身上の嬉しい一杯です。

もちろんジン以外の酒も充実していて、バックヤードには既に130種類以上の酒が並んでいます。
マスターはこの店は酒の種類を絞ると言ってたんですけどね。

もうすぐ梅雨が明け、夏がやって来ます。
湿気と熱に満ちた東京の夏を乗り切る為にも、この店での一杯は逃せませんね。

鶏の肩肉2014年07月13日 00:07

今週の土日は休みでした。

とは言え、金曜日の夜は仕事上のちょっとしたトラブルで深夜出勤の可能性が有ったので、どこにも行けず。

今年度の本格的なライギョ釣り開始はまだまだ先になりそうです。

とりあえず問題も起こらなかったので一眠りした後に、ちょっとだけ出かける事にしました。

昼食はマクドナルドのダブルバーガーチーズ抜き。
讃岐ウドンの「はればれ」が閉店してしまいましたし、これから暑くなるとラーメンはキツクなるので、ハンバーガーの頻度が上がってしまいそうです。

何か別な食べ物も探しておかないとマズイですね。

その後は港北みなもに酒の肴を探しに。
いつものコースですね。

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山助の魚です。

いつもなら豊富に魚が並んでいるのですが、台風明けで漁が無かったのか、関東近辺の魚は種類、数とも少なく寂しい印象です。

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いつものようにモウカザメも置いていました。
他にもカスベが有ったりして、東北、北海道辺りの魚は入って来たようですね。

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アブラガレイと表記されていますが、私はこの魚を知りません。

脂の多いカレイと言えば回転寿司などでカレイとして出されているカラスガレイを思い出しますが、あの嫌な脂の味を思い出すとちょっと手を出す気がしません。

このカレイ、カラスガレイほど不味くは無い魚なんでしょうかね。

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魚がパッとしなかったので肉屋さん、「大久保」へ。
この肉屋さんの品揃えも並の肉屋とは比較になりません。

冷蔵ケースにいつものように鶏の各部位が並んでいました。

上段左がヤゲン、胸の辺りの軟骨で周りに美味い脂が有り大変美味しい部位ですね。

上段真ん中がボンジリ、尾羽の付け根の脂の多い部分ですね。

上段右が軟骨、これは焼き鳥屋さんでしょっちゅう見かけます。

中段左がハツ、心臓ですが私はこの部位が一番好きかも知れません。

その下段左はレバー、これはどこでも見かけます。

下段真ん中はスナズリ、ニラと炒めて食べるのが好みです。

中段右に鶏皮が見えます。
ニンニクと一緒にカリッとなるまで炒めて食べると美味いですね。

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そしていつも気になっている謎の部位、鶏の肩肉です。

鳥の類ってナデ肩ばかりで、肉が取れるほどイカリ肩の鳥は見た事無い気がするんですけど。