石垣島遠征 2012-07-06~2012-07-09 62012年07月17日 00:57

間にツーリング日記が入りましたが、石垣島遠征の日記を再開します。

刺身で美味い泡盛を飲んだところで、次はこいつです。

2012_07_06_まるさ_寿司


沖縄寿司です。

バランの向こう左から、マグロ、イタブチャー、アカマチですね。
バランの手前左から、謎の魚、ムロアジ、アカマチですね。

謎の魚は、軽く表面が炙られているメカジキに似た白身の魚です。
沖縄で食事をすると時々出て来るのですが、何なんでしょうかね。
単にメカジキなのか、ひょっとするとスギ辺りなんでしょうか。

味は沖縄らしく甘み、酸味の効いたシャリ。
魚の良さもあって、素晴らしい美味さです。

で、今回も感じたのですが、石垣島では時々素晴らしい美味さの米が出て来ます。

この「まるさ」で出た寿司もそうなのですが、米の表面がツルツルで表面にかすかに透明感が有り艶やかなテリが有ります。

米本体に甘みも有り、噛んだ瞬間にむちっとした腰と粘りが有ります。
石垣島の石灰質の水が良いんでしょうか?
米自体が良いんでしょうか?

似たような経験は久米島でも有りましたが、本島ではあまり感じた事は有りませんでした。

石垣島では年に2回米が収穫出来る二期作が可能との事ですが、ひょっとしたらその新米なのかも知れませんね。

食事が終わったところで、いつものバーに移動します。

2012_07_06_玉の露_22年物


その前に、「まるさ」の前に有る酒屋で見かけた古酒です。
22年物で8,000円ですが、包装の古び方などがとても良いですね。

保存状態にもよると思いますが、泡盛は瓶熟すると聞いた事が有るので味が気になります。

2012_07_06_サマーグラス_ジンリッキー


バー「サマーグラス」のジンリッキーです。

この辺りです

ストリートビューの写真が古いですが、ここに店が有ります。

品揃えの充実した本格的なバーです。

この店のマスターは私と同じように釣りをします。
一緒に船を出したり、リーフエッジに立ってルアーロッドを振り回したりしています。

軽く釣りの話を楽しみながら、美味い酒を飲んで明日に備えますかね。

石垣島遠征 2012-07-06~2012-07-09 72012年07月18日 14:08

さて、7月7日になりました。

今日は6時起床で活動開始です。

朝食はツアーに付いて来たホテルの朝食バイキングで。

ホテルは「アビアンパナ」です。
写真は有りませんが品数もそこそこ、格安ツアーの食事としては充分満足です。

そういえば、石垣島での朝食と言えば、やっぱり「比嘉豆腐店」が有りますね。

この辺りです

写真は有りませんが、サトウキビ畑のど真ん中に有る素朴な店です。

暑さに強い人用の看板が出ているテラスと、弱い人用のエアコン付き店内が選べるのがご愛嬌です。

内地では出来立ての暖かい豆腐に出会う機会は滅多に有りませんが、この店では出来たての暖かい豆腐を味わう事が出来ます。

ゆし豆腐定食がお気に入りですが、濃厚な大豆の香りと旨味が堪りません。
かすかな塩味でそのままでも行けますが、私は別注文できるイカの塩辛を足すのが好みです。

この店は「サマーグラス」のマスターから教えてもらいました。

まずは、いつものようにオオクチユゴイ(ミキユー、ジャングルパーチ)釣りです。

トップルアーへのアグレッシブなアタックと、一発で決めないと二度とルアーに出て来ない繊細さの二面性を持つ好敵手です。

2012_07_07_ミキユー


速報で日記にした一匹です。
30センチ弱くらいだと思いますが、やはり綺麗な魚体ですね。

食って来たポイントは水深30センチくらいでしょうか。

この魚は泡立つ落込みなどの酸素濃度の濃い場所が好みのようで、浅い場所に驚くほどデカイ魚が付いていたりするので油断出来ません。

引きはバスに似ていますが流れに生息するだけにやや強く、ジャンプはあまりしません。
ラージマウスと言うよりスモールマウスと思えば間違い無いですね。

それよりも、こいつが気になります。

2012_07_07_馬


石垣島遠征 2012-07-06~2012-07-09 82012年07月19日 10:17

ここは川の土手にサトウキビに似た雑草が繁っているポイントです。

その土手を利用して家畜を放牧しているのですが、今日は馬が放されています。
前回はデカイ牛でした。

家畜には2~30メートルも有る長いロープが繋がれていて、どこかに逃げてしまう事が無いように管理されています。

土手沿いの道路を車で近づいて行くのですが、この馬が道を塞いで先に進めません。

まあポイントはすぐ目の前ですし、車を停めてちょっとだけ歩いて釣ったのが昨日の日記の魚です。

ひとしきり釣った後、もう少し奥に有る落込みのポイントを攻めてみると、、、出ました。

柔らかめのバスロッドを通して強い引きが伝わって来ます。
上流側に倒れこんでいる倒木はかわせましたが、手前の葦に似たカバーの下に潜り込もうとするそのパワーは並の魚とは違います。

カバーから強引に引き離しランディングしたのがこの魚です。

2012_07_07_ミキユー_40


顔と体のバランスを見て頂ければ昨日の魚とは全くの別物なのが分かって頂けると思います。
軽く40センチを越えていますね。

久しぶりにサイズを測ろうとメジャーを探しましたが、車に置きっぱなしだったので、フィッシュクリップと合わせて取りに戻る事にしました。

道具を引っ張り出して、魚の方へ戻ろうと振り返ると。。。。
馬です。

私たちが釣れた魚を囲んで騒いでいたので、興味を持った馬が近づいて来てたんですね。

まあ、馬くらい脅かさなければどうって事は無いのですが、こいつはえらく興奮しています。

地面を睨みながら、フフ~とか鼻息荒く、後ろ足で激しく地面を掻いています。

さっきまで近くでボリボリと音を立てながらノンビリ草を食べていた姿とは別人です。

馬ですけど。

魚がバタッと跳ねると、鼻を近づけて匂いを嗅いでいた馬がビクッと引き下がる。

また近づくと魚がバタッ、馬がビクッ。
また近づくと魚がバタッ、馬がビクッ。

その合間に、ブフ~、ブホ~の鼻息、ガッガッと地面を蹴るヒヅメの音。

地面でバタバタ暴れる見慣れない魚を相手にえらく興奮している状態なんですねえ。

ロッドやルアーケース一式も魚の横なので、ポイント移動するには馬に近づいて道具を持ち帰らないとイケマセン。

ところが興奮した馬は、人が近づいただけでブホ~、ガッガッと威嚇して近づけさせてくれません。

こいつは困りました。
馬に蹴られたらタダはすみませんし、魚もリリース出来ないので弱ってしまいます。

何度かそ~っとアタックしてみますが、たちまち威嚇されて追い返されます。

ちょっと手に負えない状態なので、馬を刺激しないように私以外はちょっと離れた車の方に戻ってもらって様子を見る事にしました。

とりあえず、馬に近づける範囲ギリギリに座り込んで、落ち着くのを待ってみました。

数分経つと魚の元気が無くなって来ました。
ちょっと可愛そうですがまだ助ける事が出来ません。

ただ、魚が動かなくなると馬は急激に興味を失って来たようでした。
私も刺激しないように、じっと近くで座ったままです。

もう数分経つと、興奮も収まったようで魚から4~5メートル離れたところで、また草を食べ始めました。

こちらも行動開始です。

ロープの射程外を回り込むように魚と釣り道具に近づきます。

馬はちょっと気になるようで、時々振り返りチラッチラッとこちらを見ています。

馬がこちらを見るたびに、こっちはパッと視線をそらして、興味なさげなフリをして一定の速度で近づいて行きます。

魚に近づきました、この先はロープの射程内です。
一旦歩みを止め馬と逆方向の川を眺めて興味の無い振りをしてみます。

さて、突撃です。

急がず、しかしコソコソせず、まるで散歩するように、一定の速度で魚に近づきます。

馬が振り向いてこっちを見ていますが、そいつを完全に無視して一定速度で近づきます。
当然ながらロープの射程内ですが、馬は近づいて来ません。

魚まで到達しました、道具も目の前です。
馬の尻も横目で見えますが、ちょっと離れているので大丈夫でしょう。

ロッドを回収し、ルアーケースを回収し、ハブ棒を回収します。
藪を歩くのでハブが出た時の為にアルミの棒を持ち歩いているのですが、それがハブ棒です。

回収を始めてからは、馬はずっとこっちをガン見していますが、知らぬ顔でモクモクと作業を進めます。

そして最後に魚を回収して、何食わぬ顔で馬から離れます。

ロープの範囲を外れ回収作業完了と同時に、大慌てで水場へ急ぎます。
魚のリリースです。
サイズを測る時間は有りません。
魚の体表は乾燥しはじめていますが、まだ動いています。
生きています。

せっかくここまでデカクなったのですから、死なせる訳には行きませんからね。

そっと水中に放すと、しばらくヨタヨタと流されていましたが、やがてユラユラと尾っぽを動かしながら泳ぎ始めたのが見えました。

無事に蘇生出来たと信じたいと思います。

この川沿いに有る土手は、どこもかしこも雑草で覆われアプローチ出来る場所がほとんど有りません。
ジャングル状態ですね。

ここに放されている牛や馬が草を食べてくれるオカゲで、ようやく釣りが出来る場所が確保出来ると言うわけなんですね。

まあこんな事も有るわけですが、彼らには感謝していますし、これからも頑張って土手の草を食いまくってポイントを作って頂きたいものです。

今度はニンジンでも持って行ってみましょうかね。

石垣島遠征 2012-07-06~2012-07-09 92012年07月20日 09:43

さて、恒例のミキユーも釣った事ですし、次のポイントへと移動です。

今日の干潮は3時頃、夏潮なので昼間の干潮は大きく潮が引きます。

ちなみに冬は夜間に大きく潮が引き、夏は昼間に潮が引きますね。
冬潮、夏潮と呼ばれる事が多いようです。

ま、とりあえず昼頃にはリーフに出る事が出来るので、そっちに向かいます。

その前に軽く食事です。

この辺りです

今日は「アビアンパナ」でたっぷりと朝食を摂ったので、あまりお腹が減っていません。

なので、この弁当屋さんで軽い物を買って食べる事にしました。
名前は忘れましたが、いつも車の出入りが多く人気の弁当屋さんです。

中は共同売店のような作りで、飲み物その他の食料品と弁当が並んでいます。

写真は有りませんが、ノリタマのかかったオニギリとから揚げ一個、ウインナー一本がラップに包まれて150円のセットを買いました。

安いですねえ。
んで、食べたところ、またしても米の美味さに目を見張りました。
何なんでしょうか、この米の美味さは。
滑らかな舌触りと深い旨味に声が出ません。
石垣島産?内地産?
どうなんでしょうかねえ。

とりあえず、そそくさと食事を済ませて、ポイントへと移動です。

2012_07_07_リーフ


ちょっと小さくて分かりづらいですが、ポイント近くを陸地側から撮った画像です。

今からここを下まで降りて行くわけです。
道そのものは険しくは有りませんが、草むらを抜けて行くのがちょっとビビります。
ハブが怖いですからね。

途中の低い崖は誰かが張ってくれたロープを支えに下って行きます。
とは言え、子供も遊んでいるくらいのリーフなので、それほど険しくは有りませんが。

潮は程よく引いています。

2012_07_07_リーフエッジ


画像が悪過ぎて、何だか池みたいですね。

海はベタ凪、しかしすぐ足元からズドンと深くなっています。

沖にはダイビングのガイド船が何隻か停泊していますが、釣りをしても邪魔にはならない位置なので大丈夫ですね。

ここはGTの実績も有るので、まずはGTタックルを振り回してみますが、反応無し。
ま、そんなもんでしょう。

仲間はお遊びで餌釣りをしていますが、そっちはガンガン釣れています。

デカイのは釣れていませんが、ベラやメギスなどですね。

ボ~としてないで、私も釣らなければけないですね。

石垣島遠征 2012-07-06~2012-07-09 102012年07月21日 20:31

ボ~としてる訳には行かないので、とりあえず釣り始めます。

ここはアウトリーフ、足元からドン深です。

とは言え、あまり考えも無く普段通りにミノーを投げてみます。

沖側は深くて表層を通してみても、通りすがりのガーラかダツ(シジャー)がタマ~に釣れる程度でしょう。

とりあえず、ドンと落ち込むリーフの前に出て岸沿いをトレースしてみます。

しかし、まあ当たり前のように反応無し。
遠くからダツがジャンプしながら近づいて来るのが見えますが、特にアタックも無し。

岸沿いでも仲間がイソマグロをかけた事も有り油断出来ないポイントなのですが、今日は反応が無いようです。

ちょこちょことポイントを移動しつつ、GTタックルでドカドカと絨毯爆撃を繰り返したり、ミノーで岸沿いをトレースしますが芳しく有りません。

時々茶色いのや銀色の魚がルアーの後ろを追いかけて来ますが食っては来ません。

やる気無さそうですね。

次にやる事と言ったら深場を丁寧に探る事なんですが、底はゴツゴツ、トゲトゲしたサンゴなのできっちり底を攻めるのはなかなか難しいと言えます。

とか何とか言ってみても難しい事は無理なので手持ちのバイブレーションを結んで大遠投、適当にカウントダウンしてリフト&フォールで攻めてみます。

数回目のフォールで底に当たる気配が有ったので、やや泳層を上げてタダ巻きに移行した瞬間に食って来ました。

結構な引きです。
右側は大きなサンゴの張り出し、左側に溝のようになったサンゴの切れ目が走っています。
どちらにしろサンゴはテーブルのように広く浅く広がっていて、下へ潜り込まれたらアウトです。

右側のサンゴの下へ潜り込もうとする魚を外側へと誘導し、今度は左側の溝へ突っ込もうとする魚を強引に引っ張り出します。

魚は何でしょう。

手ごたえからするとイソフエフキのような平たい魚だと感じていましたが、こいつでした。

2012_07_07_07_バラハタ


バラハタ、方言でナガジューミーバイですね。
姿に似合わず強い引きを見せてくれました。

バラハタには「バラハタ」と「オジロバラハタ」が居ますが、こいつは「バラハタ」ですね。

有名なシガテラ毒魚ですが、沖縄では割と平気で食べるようです
スーパーでも時々見かけます。
しかも大変美味い魚らしいですね。

食い気の強い魚らしくすぐに釣り切られてしまうようで、大きいのはもう余り居ないようです。

こいつは35センチ越えていて、私にとっては最大魚です。

南の島の魚の印象が強く、色々な魚が見たい私のような釣り師には嬉しい魚です。

その後は餌釣りメンバーを茶化してみたり、相変わらず何事も起こらないGTタックルを振り回してみたりしましたが、何の反応も有りませんでした。

しかし、とんでも無い暑さで消耗して来ました。
とりあえず、オリオンでも飲みに行きましょう。

今日は居酒屋「ひろ」。
初めてのお店です。

この辺りです

この店は初めての店です。
近くに好きなバー「うるべ」が有るので、ハシゴしようとこの店に来てみました。

料理の種類も多く、味、値段ともに満足出来る味だと思います。
特に市内の西側になると店が少なくなるので重宝するお店だと思います。

2012_07_07_居酒屋ひろ_親指


今日釣った40センチオーバーのミキユーを掴もうとしてズタズタになった親指です。
ガッチリ掴んでも尻尾の一振りで振り飛ばされてしまいました。

それほど歯は鋭く無くバスと同じくらいなのですが、魚がデカ過ぎたようです。

居酒屋「ひろ」を出て、バー「うるべ」に向かいましたが、まだ開店していませんでした。

明日は西表島でマングローブフィッシングの予定です。
無理せず、とっとと寝る事にしますか。