沖縄本島 名護~ヤンバルの釣り その232012年03月25日 00:19

沖縄本島 2007/11/23~2007/12/1の名護周辺の旅の記事の続きです。

15:50、第一波のナブラが発生しました。

ミジュンが追い詰められて行く袋小路の方向に何人かのルアーマンが見えます。

海岸線を右隅へと追い詰めて行くナブラが目の前を通過するのに合わせて、遠目にキャストする姿が見えますが、ヒットしているかは良く分かりません。

ナブラはどんどんミジュンを追い詰めて行き、ほとんど波打ち際まで沸騰するような白い泡が沸き立っています。
クロサギ達も興奮してヒラヒラと舞うように打ち上げられたミジュンをついばんでいるようです。
投網を持ったウミンチュも全速力でナブラに向かって走って行きますが、戦場へたどり着く前に海面は突然何事も無かったように静まり返りました。
第一波は終了です。

20~30秒くらいの出来事でしょうか。
まさかこんなに早い時間からナブラが立つとは予想していませんでした。

第一波は射程外でしたが、ナブラがどこで立つかは運次第です。 次のチャンスを逃さないように、周囲の海面へ満遍なく注意を向けてナブラを探します。

時計代わりの携帯を確認しながら、5分ほど待ちますが何も起こりません。

10分経ち、何も起こりません。

もう一度携帯に手を伸ばそうとした時、100メートルくらい沖の水面がざわざわと騒ぎ始め、こちらへと向かって来るのが見えました。
第二波です。

見たところ魚の群れはバレーコートの片面くらいの大きさに見えます。
ざわついた海面がルアーの射程範囲ギリギリに入った辺りで、いきなり沸き立つ熱湯のように吹き上がりナブラと化しました。
ミジュンの群れががキラキラと水面を割り、夕立の雨音のような水音を立てて逃げ惑っています。
ナブラと化した魚の群れはまさに私の目の前の波打ち際にミジュンを追い込もうとしています。

キャストの範囲に入りました。

左右のアングラーが私の正面にでかいルアーを飛ばしますがヒットしないようです。

ちょっとタイミングをズラして私もミジュンのナブラで実績の有るルアーをキャストします。
着水しフォールと同時にヒット、強烈に引いて行きますが、左右のアングラーはキャストを続けているので走らせないように強引なやり取りでランディングします。

ヤンバル_イケカツオ


まず一匹目は65センチくらいのファーストランがナイスなイケカツオでした。

手早くリリースし体制を整えますが、既に群れは去り辺りは静まり返っています。

ナブラの名残と言えば、足元でクロサギ達が打ち上げられたミジュンをついばんでいる姿だけです。

第二波は終わったようです。

続きます。