沖縄本島 名護~ヤンバルの釣り その222012年03月24日 00:16

沖縄本島 2007/11/23~2007/12/1の名護周辺の旅の記事の続きです。

さて山原そばも食べる事が出来て、ミジュンの待つビーチへとヒタ走ります。

思ったよりも早くビーチへと到着し準備を整え波打ち際へと降りて行きます。
15:30くらいですか。

海岸線を見渡すと今日は思ったよりも釣り人が集まっています。
砂浜の真ん中から右半分はミジュン釣りとルアーマンが等間隔に並んでいてちょっと割り込むのは気が引ける感じです。

このビーチはゆるく弓なりに反った形をした砂浜で、両端までおそらく300メートル強だと思います。
左側へと砂浜を歩き左から1/3くらいのところで左右に充分な余裕が有る場所を確保し左右の様子、ミジュンの様子を観察してみます。

ミジュン釣りのウチナンチュは砂浜の真ん中辺りを確保して10人弱くらい。
ギャラリーも合わせて15人くらいでワイワイと楽しそうに釣っています。
釣れ具合もなかなかで、遠目にもキラキラと輝くミジュンの姿が次々と取り込まれて行くのが良く見えます。

ミジュンの群れはかなり大きくて、3つくらいの群れに分かれて目の前の海中を真っ黒に染めながらゆっくりと回遊しています。

おこぼれを狙うクロサギ達の活性も高くミジュン釣りのオジイをキッチリとフォローし、針から外れた魚をちゃっかり奪い盗っています。
たまに飛び立って、沖から波打ち際、また沖へとミジュンの群れを観察するように低く飛び回っていて、ちょっと殺気立った感じです。

今日は投網のウミンチュも1人波打ち際を左右に歩き回っていますが、ちょっと射程外らしく今は網を打つ事は出来ないようです。

GoogleEarthを見ると、この海岸線は沖合い200メートル辺りから駆け上がりになっていて深場へと繋がる構造になっています。

ふと見ると、その沖の方で時々数匹の銀色の魚体がジャンプしているのが目に入りました。
サイズもかなりの物です。
銀色で長めの魚体に見えますが何でしょうか?
ずっと沖を眺めていると、数分置きにジャンプを繰り返しているようです。

何だか今日は雰囲気が違います。

到着して15分くらい経ちましたが、ミジュンは相変わらず10~15メートル沖くらいを雨を降らせたような波紋を引きながら動きを乱す事無く左右にゆっくり回遊しています。
初日にナブラが起きたのは辺りが暗くなった頃、17:00くらいだったのでまだまだ先の話です。

注意を怠らず左右を眺め渡しますが、特に変化は有りません。

到着して20分くらい経ちました、15:50くらい。
特に何も起きずのんびりと左側に目をやってナブラを探していると、私の左側10メートルくらい離れた所で一緒に沖の魚を眺めていたクロサギ達全てがいきなり飛び立ちました。
私のすぐ目の前を全速力でビーチの右側へと飛んで行きます。

私も釣られて右側へ目をやると、、、広い範囲で海面が煮えくり返っていました。

右前方やや沖目から左回りに弧を描くように右側のビーチの奥、袋小路へミジュンを追い詰めて行きます。
距離にして100メートル以上右、完全に射程外ですがかすかに捕食者に追われてミジュンが逃げ惑うジャーッと言う音が聞こえます。

今日のナブラ、第一波がやって来たのでした。

更に続きます。