アイビー ② スイングトップ2014年09月03日 12:29

ファッション音痴の私がアイビーについて覚えている事を日記にしていますが、手持ちの画像では不足すると思うので、ネットで拾った画像も取り込んで進めてみたいと思います。

何度も繰り返しますが、私はファッションに興味が有りませんし詳しい事は良く分からないので間違いが有る事を前提にお読みください。

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私がこんな日記を書き始めるきっかけとなったアイビー御用達アイテム、スイングトップです。

ま、ジャンパーですね。

このスイングトップ、「VAN」が名付けた日本固有の名前です。

私は高校生の頃、VANが出していた紺色のスイングトップを愛用していました。
Kentも出していたのですが、VANのスイングトップが4,000円弱程度で手に入るのに対してKentは6,000円程度だったと思います。
この2,000円程度の差が高校生には大きくて大抵はVANの製品を購入していました。

ちょっとお金の有る連中は、マクレガー製を。
こいつは当時でも1万近くしていました。
またマクレガーの場合、スイングトップとドリズラーが有るのですが、特に区別はしていませんでした。

スイングトップにはいくつかのお約束が有ります。

①ドッグイヤー
スイングトップの一番の特徴は襟に有ります。

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襟の両端が犬の耳のように伸びていて、それ故にドッグイヤーカラーと呼ばれる形状になっています。
ちなみにマクレガーのドリズラーはドッグイヤーではなく、スイングトップの方はドッグイヤーでした。

②ラグランショルダー
また袖の形式もセットインショルダーではなくてラグランショルダーとされています。

もともとがゴルフのスイングを邪魔しないようなジャケットと言う意味のスイングトップですから、肩の動きを邪魔しないラグランが採用されているんですね。

ちなみにセットインショルダーとは、スーツやカッターシャツなどに見られる筒型の袖をボディにパカッと縫いつけたような肩の形。
ラグランは袖の生地が肩、襟まで続いて大きく覆っているタイプです。

参考までにネットで画像を拾って来ました。

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ラグランショルダーが分かりやすいようにTシャツの画像で。
黒い袖が首から袖口まで伸びています。

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こっちがセットインショルダー。
筒状の袖が肩で縫いつけられています。

袖そのものは、VANがカフス袖口、つまりカッターシャツのようにボタンでとめる袖口。
マクレガーなどは袖がニット。
私はニットの袖が嫌いでマクレガーが余り好きでは有りませんでした。

③フラップ付きポケット
ポケットは斜めのフラップ付き。

これらの3つの特徴を取り込んだジャケットがスイングトップと呼ばれていました。

今回購入したKentのスイングトップは三つの特徴を全て備えています。
ただし、昔の素材はテロンとした木綿生地でしたが、今回の生地は木綿50%、麻50%。
麻が入っている為、ちょっとザラッとした風合いが出ています。

スイングトップを着る場合、着方によってはただの作業服に見えてしまう恐れが有ります。
私はテロンとして木綿の風合いが好きなのですが、麻生地を使う事によって、多少の遊びが演出出来るのでこれはこれで良いのかも知れませんね。