レガシィとの旅 その33 岡山県 ②2013年05月31日 10:04

ちょっと間が開きましたが、岡山県の②です。

地図が正しく表示されない不具合が有ります。
岡山県の地図が表示されていない場合は日記のタイトルをクリックして日々の日記を個別に見て頂ければ大丈夫です。



前回は津山のホルモンうどんの紹介と因美線の駅を訪ねた日記を書きました。

今回は、その因美線の駅の日記を写真を何枚か載せてみます。

そもそも因美線とはどんな路線かと言うと、鳥取駅~東津山駅間を往復する非電化のローカルJR線になります。

因美線

沿線は鄙びた景観と古びていながら味の有る駅舎が残るテツ好みの路線です。

2013_05_19_因美線_美作滝尾駅


美作滝尾駅です。

みまさかたきおえき、と読みます。

大学時代、私は岡山県と広島県の県境辺りに住んでおり、そこに美作君と言う友人が居ましたが、彼は津山の出身でした。
この辺り固有の地名から来た苗字だったのかも知れませんね。

駅舎の入り口に立派な松の植え込みが有って、ちょっと作りこみ過ぎな感じも有りますが駅舎自体は良く使い込まれた趣の有る駅です。

私は知らなかったのですが、ここは映画「男はつらいよ」の最終回のロケ地として使われたらしいですね。

2013_05_19_因美線_那岐駅


那岐駅、なぎえきです。
ここも木造の雰囲気の有る駅舎ですが、一箇所他の駅では珍しい特徴が有ります。

入り口のすぐ左に「那岐診療所」の看板が見えるでしょうか。

この駅は地域の診療所を兼ねていて、駅の待合室が診療所の待合室を兼ねている珍しい駅なんですね。

駅そのものの風情も悪く無いのですが、駅そのものが地域の生活を守る拠点の一部として活躍しているのを見るのも嬉しいですね。

2013_05_19_因美線_知和駅


そして知和駅、ちわえきです。
私が最も好きな駅と言って良い駅です。

壁面は風雨にさらされ色が抜けたような茶灰色。
わずかに痛んだ板壁が完璧な風情を持つ木造駅です。
入り口左の赤いポストが良い味を出していますね。

今回は待合室の写真は有りませんが、良く使い込まれた木のベンチ、未だ木造の改札口とチッキの窓口。
何とも言えない味わい深い趣の有る駅です。

2013_05_19_因美線_知和駅_裏


駅の裏側から撮ってみました。

木造の改札口と庇が見えますね。
この右側、階段を数段上がるとホームです。

写真では駅の周りに民家が写っておらず、大変な秘境駅のように見えますが、近くに県道も走っており、それほどの秘境では有りません。
とは言え、素晴らしい雰囲気ですね。

2013_05_19_因美線_知和駅_遠景


県道方面に歩き、駅を振り返って撮ってみた私の最も好きなアングルです。

駅を立ち去るまでの残された時間、この景色を胸に刻み付けるように見つめ続けていた事を思い出します。

また、行ってみましょうかね。