蒲田 カレー&支那そば 「インディアン」2013年05月12日 00:12

先日ちょっと時間が有ったので蒲田までラーメンを食べに行って来ました。

2013_04_17_JR蒲田駅


りんかい線大井町駅から京浜東北に乗り換えて2駅です。

この駅は京浜工業地帯の窓口に当るせいか、駅前の猥雑な雰囲気が、実家の有る小倉駅に似ています。

北九州の小倉も北九州工業地帯の主要駅にあたるので同じ匂い、気配を発しているんでしょうね。

2013_04_17_インディアン
店構えです。

暖簾に古式カレーライスと支那そばと書かれていますが、支那そばはまだしも古式カレーライスって何でしょうね。

店自体は超有名な老舗、ラーメン好きなら知らない人はまず居ないでしょう。

今ほどのラーメンブームが起きる前、まだ九州ラーメンブームに火を点けた「じゃんがら」、「なんでんかんでん」さえ無かった頃、関東の美味いラーメン屋を探していると、この「インディアン」の名前を耳にする事がしばしば有りました。

しかし、この頃の私は九州トンコツ至上主義、淡白な支那そばには全く興味を引かれる事は有りませんでした。
もちろん「じゃんがら」、「なんでんかんでん」も食べましたが、残念ながら気に入るはずもなく、九州ラーメンを食べたくなると数店の小さな店に頼っていました。

その店達も今は有りませんが。

それから約30年、好みも変わり九州トンコツ以外も受け入れる事が出来るようになり、ついに店の前に立つ事になりました。

2013_04_17_インディアン_支那そば


支那そばと半カレーセット、1000円。
その支那そばがやって来ました。

スープは極めて端麗、透明感に溢れています。
最近のラーメンに見られる強いインパクトは微塵も感じませんが、良いスープが出ています。

牛のスープでは有りませんが、手間をかけて取ったコンソメスープのような風合いを感じます。

2013_04_17_インディアン_半カレー


半カレーが来ました。

ルーは黒味が強く、苦味を持つドミグラスソースのようなカレーです。
野菜からでしょうがやや甘味も感じられ、私の舌では苦味と相まってビターチョコレートを溶かし込んだような味わいに感じられました。

スープが繊細な為その味を殺さないよう、カレーセットをオーダーすると支那そばを半分ほど食べ進めたタイミングに合わせてカレーが提供されます。
考えていますね。

30年越しの私の評価としてはどうでしょうか。
確かに美味さは有りますが、私の舌はまだ若いようです。

スープ、麺にもう少しインパクトが欲しいようです。

あと10年経ったらもう一度来てみるとしますかね。