能登半島 2014/04/28 ⑦2014年06月06日 11:17

国道249号線東へ廻り込み、能登半島の東海岸へと抜けて来ました。

地図を見るとここから東~北へ向うといくつかの野池が連なっているのが分かります。

もう20年くらい前になりますが、ブラックバスのポイント調査で全国の野池の分布を調べていて気になっていたエリアです。

もちろん事前の情報が有る訳では無いので、自分の手と目で確認して行かなくてはなりません。

前回はバイクで訪れたのですが、余りの寒さで魚が居ないのか活性が低いのか全く判定出来ず、今回再訪してみました。

ところがやっぱりこの日もえらく寒い日で、反応が無くても魚の生息を判断出来るかどうかは微妙ですね。

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雰囲気は悪く有りません。

池に沿ってグルリと周りながら春の定番スピナベをキャストしますが何ら反応が有りません。

水の色はステイン、生命感は薄く魚が居る自信は有りませんが、寒さなのか活性なのかは判断出来ません。
結局この池では反応を得られずポイント移動。

と、まあこう言った感じで数箇所チェックしましたが、反応は一切無し。

寒くも有りますし、ちょっと昼食でも食べる事としました。

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石川県発祥、北陸地方に広く展開するラーメンチェーン、「8番ラーメン」です。
せっかくなので8つながりで、私の愛車RX-8と記念写真を撮ってみました。

8番ラーメン 飯田店

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オーダーは野菜ラーメン塩です。

味にちょっと不安が有っても、野菜の塩だったらまず大丈夫だと考えてオーダーしてみました。

味は。。。良いじゃないですか。
もちろんチェーン店らしいある意味有り勝ちな味、特別に濃厚なトンコツや鳥ガラスープを使っている訳では有りませんがちゃんと美味しい。

やや太めの麺もコシが有り、ちょっと独特な食感。
悪く無いです。

お店のスタッフもチェーンとは思えない普通の食堂のような自然な対応で好感が持てます。

地方の昼食は当たり外れが大きくて痛い思いをする事が多々有るのですが、これは大丈夫。
翌日も見かけたら8番ラーメンですね。

能登半島 2014/04/28 ⑧2014年06月07日 00:04

昼食も終わり、再度野池のチェックへと向かいました。

2014_05_31_05_野池2.jpg


同じく水色はステイン、気温は低くライギョは期待出来ないとは思いますが、せっかくタックルを持って来た事ですしこの池ではフロッグを通してみました。

しかし、生命感は無し。
鯉や小魚の気配さえ有りません。

この後も数箇所の野池を周ってみるも全くの反応無し。

シーズンがちょっと早過ぎたのかも知れません。

太陽も傾いて来た事もあって野池の探索は諦めて近くの港で遊ぶ事にしました。

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早速チビメバルが一匹。
服装を見れば分かりますが、長袖にジャンパー、防寒に首にタオルを巻いていますがこれでも寒くて風裏を探して遊ぶ状態です。

それでも強い北風を避けながらワームで探るとポツポツとアタリが出ます。

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20センチちょっとのクジメです。
ちょっと見ではアイナメに見えますが、尾鰭の形状、模様から見るときっとクジメですね。

海での反応は悪くなくてそれなりに楽しめるのですが、やはり夕方の北風は冷たく、そこそこに輪島市へと撤収する事にしました。

2014_05_31_06_輪島市_永井豪記念館.jpg


今日も輪島泊り、夕食は昨日とは別のお店を目指します。
途中に有る永井豪記念館がちょっと不気味な雰囲気を見せていました。

がっつり夕食を食べましょう。

能登半島 2014/04/28 ⑨2014年06月08日 00:09

さて、輪島市二日目の夕食です。

お店は「連」、輪島市内の居酒屋きっての人気店です。



この店は予約しないとまず入れない店のようなのですが、釣りをしているとなかなか時間通りに動くのが難しくて、この日も予約無し。

やはり入るのは厳しそうでしたが、ダメ元でお店を覗いてみると何とかぎりぎりで入れてもらえました。

このお店、国道から入ったちょっと分かりづらい場所に有るのですが、更に分かりづらい事に暖簾を入り口の引き戸の中に上げています。

入り口も暗くされていて、ぱっと見暖簾を下げて閉店したお店みたいにしか見えず予約無しの事情を知らない一見さんだとと入るのはちょっと難しいかも知れません。

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刺身盛り合わせ、立派なサザエ、ヒラマサ、バイ貝、タコ、アマエビ、タイ、卵の組み合わせで1,300円です。

当然ながらどれも鮮度は高く、ボリュームも有りとてもこの価格で出せるとは思えないクオリティです。
私は貝類が好きなので、このサザエのボリュームと鮮度には大変満足させられました。

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白身魚のフライです。

魚の種類は思い出せませんが、フライとは言え鮮度の良い魚を使っていて大変に美味かった記憶が有ります。

2014_05_31_06_輪島市_連_魚天ぷら.jpg


何故か唐突に鶏の唐揚げ。
肉好きのメンバーが居るので時々肉が混ざります。
写真の名前は魚の天ぷらになってますが。

2014_05_31_06_輪島市_連_鯖へしこ.jpg


そして北陸名物、サバのヘシコです。
サバに塩を振って糠に漬け込んだ発酵食品ですね。

実は私はこの時初めてヘシコを食べました。

感想としては、香り、味は特に癖が有る訳でもなく、魚自身が発酵していると言うより糠の発酵による風味が魚に移った食品かなと感じました。

まず一回目の印象はこんなところですが、きっと作り手によって様々な味が有るのでしょうね。

そして、こいつはやたらと塩辛いのでうっかり食べると酒がガンガン進んでしまいます。
危険な食べ物ですね。

散々飲んで食って一人3000円ちょっと。
味、ボリュームとも満足し輪島の最後の夜を満喫しました。

明日は移動です。
天気予報は雨、何だか嫌な感じですね。

山助 と L・M・ビジョルド 戦士志願2014年06月09日 00:07

関東も入梅しさっそく一昨日、昨日と土砂降りの雨に見舞われました。

えらく早い入梅で梅雨明けも早いんじゃないかと期待していると、梅雨明けはいつもより遅く8月にかかるんじゃないかとの予報。

と言う事はこれから2ヶ月も雨に降られるウットオシイ天気が続くんでしょうかね。
勘弁して欲しいものです。

週末は強い雨だったせいで、バイクも出せず釣りも出来ず。
じっと家に篭っていましたが、ちょっと小降りになった時を狙って酒の肴を買いに出かけてみました。

ついでに昼食はマックのマックダブルとコーヒーで295円。
お得ですがあまり連続して食べていると飽きて来ますね。

酒の肴はいつもの山助で探します。

昨日は全体的に魚は少なめですが、それでも珍しい魚が入っていました。

2014_06_08_山助_青鯛.jpg


まずは青鯛です。

奄美大島ではウンギャルマツ、沖縄ではシチューマチと呼ばれる魚ですね。

内地では伊豆諸島で漁獲され大変美味しい魚として認知されているのですが、最近はほとんど見かける事は無くなりました。

アジのようにスッキリした旨味を持ち更に淡白、生臭い臭いは無く爽やかな海の香りの身を持っています。

見はやや青みを持つ透明な白身。
この魚は40センチ弱、丸々太って1,800円は納得できる価格だと思います。

右下でデカイ口を開けているのはマゾイです。
珍しい魚では有りませんが、関東ではそれほど見かける魚では有りませんね。

2014_06_08_山助_コロダイjpg.jpg


こいつはコロダイです。

知る人ぞ知る美味い魚ですが、関東で獲れたのは聞いた事が有りませんね。

良く似た魚でコショウダイと言うのも居ますが、こいつは関東でも時々見かけます。

上のアオダイとはまた異なり味は濃厚、やや磯の香りがしますが気にはならないレベルです。
透明感の有る白身と幅の広い血合い肉が特徴ですね。

その下にヒラメ、3,800円が見えますが、それと比べると文句無くコロダイを選ぶべきでしょう。

もちろん刺身一択です。

そして、これ。

2014_06_08_山助_シイラ.jpg


早くもシイラが周って来たようです。
神奈川産なので相模湾で獲れたんでしょうかね。

関東地区では夏の魚の象徴、この時期あっさりしたやや酸味の有る強い旨味を持つ白身が身上の魚です。

何度も書きましたが、関東を含めてこの魚はあまり喜ばれる魚では有りません。

何故か不味いとの先入観が強い魚です。

この魚をバカにする人物に何故?と聞いてみると、大抵は食べた経験が無く、不味いと聞いたと答えるばかり。

まあ、勝手にすれば良いと思います。

九州北部では秋にトビウオを追って接岸して来ます。
また、奄美大島、沖縄では夏の間本州周辺でたっぷりと餌を食べ、産卵に備えて脂が乗ったシイラが晩秋~初冬から南下して来ます。

この時期のシイラは脂の甘味、旨味が乗って来ます。
もちろん刺身が最高ですが、シンプルに塩焼き、ムニエル、照り焼き何でもござれ。

食べた事が無い人は、一度食べてみてはいかがでしょうか?

とりあえず昨日は、この切り身をフライパンで焼いて万能のクレイジーソルトを振り掛けて酒の肴にしました。
簡単で誰でも出来る美味い一品ですね。



それと個人的なメモを日記に入れておきます。

過去SF小説を数え切れないほど読んで来ましたが、題名だけでは内容を思い出せない事が多々有ります。
後から思い出せるように軽くメモするように心がけようかと思っています。

本来ならそれが日記の役割ですよね。

なので、これ以下は特に読むべき内容は有りません。

L・M・ビジョルド  「戦士志願」 
位置づけ  :ヴォルコシガンシリーズの一作目。
ジャンル   : 冒険SF
個人的ランク : A

ストーリー・サマリー
 バラヤー星系国守ヴォルコシガンの嫡子、若き主人公マイルズ・ネイスミス・ヴォルコシガンが身体的ハンディの為に帝国仕官学校試験に落第、挫折するも、持ち前の知能、秀でた交渉能力でデンダリィ傭兵艦隊をでっちあげ、巻き込まれた星域間戦争の勝敗を覆す。
また故郷バラヤー星では父、国守ヴォルコシガンの政敵ヴォルドロズダの陰謀により傭兵艦隊の存在が皇帝への帝位簒奪をもくろむ反逆罪として父子とも告発され本拠地星系への召還命令が下される。
しかし召還状を運ぶべき使節も政敵ヴォルドロズダの快速船への工作によりジャンプ航法中に全員死亡しマイルズには届かず、命令不服従の罪で死罪は避けられない状況に陥った。
しかし、マイルズは快速船に乗り遅れた為に助かった従兄弟のイワン・ヴォルパトリルを伴い彼を生証人として政敵ヴォルドロズダの陰謀を暴く。
これらの功績によりマイルズは反逆の冤罪を晴らし、挫折に終わった帝国仕官学校への特別編入を許される。

特筆すべきプロット
 ・誕生前に母親への毒ガス暗殺失敗の影響でマイルズ・ネイスミス・ヴォルコシガンにもたらされた身体発育の奇形
・その障害による国守ヴォルコシガンとして成長する為に挑戦した帝国仕官学校の試験失敗
 ・幼い頃からの育ての親に相当するボサリ将軍の持つ、狂気の先代皇帝に仕え征服された星への圧政を手助けした過去とそれにまつわる復讐による死
 ・傭兵隊の重要メンバーとなったバズ・ジェセックとの結婚により幼い頃から一緒に育ったエレーナとの別れ

能登半島 2014/04/29 ⑩2014年06月10日 12:14

翌日は早めに起きてもう一度朝市へ。

もう一度朝市のパン屋さん、「ニューフルカワ」でイカの塩辛入りパンを買う為です。

そして前日パンをトンビに奪われた同じ川べりまで行って朝食にする事に。
もちろんトンビの餌の魚肉ソーセージも買い込んでいます。

2014_06_07_01_輪島市_とんび.jpg


上空から魚肉ソーセージ目掛けて急降下して来たトンビです。
携帯のカメラではこれが限界でした。

この橋は水産加工場のすぐ際に掛けられていますが両端にロープが張られ通行禁止になっています。

そして人が通らない事を良い事に、両方の欄干にはズラリとトンビとカモメ、そしてカラスが並んでいます。
水産加工場の屋根にもズラリと鳥達が控えていて、その数おそらく100羽以上。

その100羽が注目する中、橋の真ん中に餌を投げるのですが、これがなかなかの見ものです。

小さなソーセージを空中でキャッチする者や、地面に落ちたソーセージを見事な急降下でその細い爪で掴み上げて行く者で、空中は大騒ぎです。

もちろん私達が手元に持っているイカの塩辛パンを狙っているやつらも居るので、一時の油断も出来ません。

たまに欄干の近くに落ちた餌を取りに地面に降りるトンビも居ますが、それを間近で見るとトンビと言えどもさすが猛禽類です。
精悍な顔つき、鋭い嘴、近くで見るチャンスは少ないので楽しい朝食の余興になりました。

さて時刻は9時過ぎ、朝食も済んで出発です。

今日の天気予報は全国的に雨。
この能登半島周辺、長野県の予報ももちろん雨ですが、まだ降り始めていません。

とは言え、日差しも無く寒い曇天で、今日は釣りはほどほどに観光と移動だけに費やす事にしました。

今日のルートは輪島~穴水~七尾~糸魚川~白馬~松本市。
距離は330キロほどなのでそれほど焦って行く必要は無いでしょう。

まずは南下して穴水方面へ。

ここで一人、乗りテツの素養が有るメンバーが気付きました。
のと鉄道穴水駅から10:19の便が間に合うんじゃないだろうか。
気付いた時刻は10時ちょっと前くらいで残り25分弱、距離は15キロほどと微妙です。

ここは焦らず騒がず慎重かつ大胆に駅を目指してみました。

2014_06_07_01_のと七尾線_穴水駅2.jpg


のと鉄道七尾線の終着駅、穴水駅です。

穴水駅

ここで他のメンバーは列車に乗り換えてのと鉄道始発駅の七尾駅まで向かいます。

こののと鉄道、穴水駅を出ると七尾湾沿いの景色の中をゆっくりと走り、列車の旅ののどかな魅力を存分に味わう事が出来ます。

私は運転して七尾駅で皆を迎えるので乗る事は出来ませんが、一度味わってみたいものですね。