117クーペ と ラリイ・ニーブン2014年06月21日 03:23

昨日はちょっと忙しくて日記が一日分飛んでしまいました。

まあ仕事なので仕方無いですね。

先週末の土日は夜勤だったせいか、どうも体がシャキっとしませんでした。
梅雨に入り湿度、気温も上がってきたのも影響しているかも知れませんね。

夜勤明けの東名高速にこんな車が走っていました。

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いすずの1970年代のフラッグシップカー、117クーペです。
日本が誇る名車の一つですね。

写真では分かりにくいですがこの車、ちょっとボッテリした感じのリアデザインと後部座席のウインドウからリアウインドウのラインを見ると、どうもPA90いう初期型じゃないかという気がします。

となるとハンドメイドモデルだった可能性が有り、そうだとすると貴重な一台と言えるかも知れませんね。

ちょっとだけ並走しましたが大変綺麗に乗られていて、オーナーの深い愛情が感じられました。
末永く頑張って走って欲しいものです。

そう言えば名車中の名車、トヨタ2000GTが先日倒木の下敷きになって大破する事故が有りました。

ネットで見ているとこの車、修理が開始されて復活する可能性が有るようですね。

古い車でパーツも無いはずなので、一点物で作り出したりするのでしょうが、とんでも無いほどのお金が投入される事になるのでしょう。
レストアには長い時間がかかると思いますが、なんとか復活してくれる事を祈りたいと思います。

夜勤明け、ちょっとブックオフに寄ると懐かしい本が有ったので買って帰りました。

2014_06_16_05_ラリイニーブン_時間外世界.jpg


SF界の中で私が最も好きな作家、アメリカのSF作家ラリイ・ニーブンの作品、時間外世界です。

彼の作品群はノウンスペース・シリーズとザ・ステイト・シリーズが有りますが、こいつはザ・ステイトの一冊です。
シリーズに関する詳細は省きます。

あらすじは以下です。

癌で死に瀕した主人公が冷凍睡眠により未来の治療に望みを託した結果、人格を消された重大犯罪者の体の中で目覚めます。
その復活の代償としてく人類の繁種ラムシップのパイロットになるか、人格の入れ替えを迫られた結果、宇宙船を奪って銀河の中心へと逃亡します。
銀河の核をグルリと回って帰って来た頃にはウラシマ効果で200万年が経過し、そこには変わり果てた太陽系の姿が有るのみ。

もちろんストーリーの中には飽きさせない色々なプロット、仕掛けがほどこされていて、またテーマ自体の深みも有り最後まで楽しく読める一冊です。

ハヤカワ文庫で出されているこの作家の作品は共著物を除くと全て読んでいるのですが、懐かしいタイトルに出会ってつい手に取ってみたと言う訳ですね。

2014_06_16_05_ラリイニーブン_スモークリング.jpg


もう一冊、同じくラリイ・ニーブンのスモークリングです。

太陽系から五十光年以上離れた恒星T3の伴星、中性子星ルヴォイの周囲にはガストーラスと呼ばれるガスの円環体が取り巻いています。
このガストーラスの中心部に生物が生息可能なほど濃度の高い空気が存在し、これが表題のスモーク・リングです。
そして、この中で繰り広げられる人類の末裔たちの物語がこの小説を作り上げています。

ラリイ・ニーブンはハードSFの大物であり、このガストーラスのアイデアも物理学的な根拠を持っています。

太陽系では木星、土星にも薄いガストーラスが有る訳ですが、より重力勾配の強い中性子星の周囲には、更に濃いガストーラスが存在する可能性を見てこの物語が作られたんだと思いますが、どうなんでしょうかね。

先週は懐かしい本2冊を入手する事が出来ました。
どちらの本も25年ほど前に出版された物で、やや古めかしいデザインのカバーが魅力的です。

今は別な未読のシリーズ本を読み進めていますが、上手く時間を取ってこの2冊を再読するのが楽しみです。

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