石垣島遠征 2014/3/2 ⑩2014年04月03日 11:33

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呑気にコンキチが眠っている店内では、まだ私達以外には一組のカップルだけで静かな雰囲気。

まずは、ジンのソーダ割りでお疲れ様の一杯です。

昼間一緒に船に乗ってナンヨウカイワリを釣ったK氏は、この店のマスターです。
厳しいながら頑張ったお互いの健闘を祝した一杯が喉を潤します。

話を聞いていると、私達が店に来ると見越して料理の準備をしてくれているとの事。

予想していない事で大変恐縮したのですが、お断りするはずも出来るはずも無く、有り難く頂く事にしました。

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昼間釣った魚はご家族と刺身とマース煮で食べたそうですが、その刺身をおすそ分けして頂きました。

で、この魚は奥がキツネフエフキ、私の釣った魚の刺身で、手前がK氏が釣ったナンヨウカイワリです。

どちらも船上でキャプテンが活〆処理をしてくれた為、血の臭いや鮮度落ちも無く素晴らしい状態。

キツネフエフキはタマンをちょっと濃くしたような野性味有る、魚好きな仲間も驚く美味さ。
その野趣有る味は、タマンを真鯛に例えたら黒鯛に相当するでしょうか。
しかし、黒鯛で想像される磯っぽい臭みは一切有りません。

ナンヨウカイワリは、アジの類らしくサッパリとした中にマアジを濃くしたような深い旨味を感じます。

正直、ナンヨウカイワリは過去沖縄方面で食べた魚ではトップを争う魚だと感じました。

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仲間のT氏が釣ったカンモンハタです。

このカンモンハタ、大変美味しい魚で知られているのですが県外には流通していません。
地元の料理屋さんで食べるか、釣るかスーパーで購入して自分で料理するかしか有りません。

このカンモンハタをその場で、奥の調理場でマース煮にして出してくれました。

もちろん味は素晴らしい。
処理と鮮度の高さのおかげか、プリプリの身、トロリとした皮、煮汁に染み出す旨味、全てが完璧の美味さに感じました。

この味は、地元の友人が出来ないと決して味わえる味では有りません。
マスターに感謝しつつ、刺身、マース煮をむさぼり食いました。

しかし、隣には一組のカップル、私達だけで食べるのは申し訳有りません。

と言う事で、マスターを介して更なるおすそ分け。

その縁でまた会話が広がって行きます。

男性が島勤め、女性が内地の遠距離恋愛のお二人、またここでお会いする事も有るでしょう。
お元気で。

楽しい時間はまだまだ続きます。

島の店らしく、周りのお客さんも釣りをする人達が増えて来ました。
船上で撮った写真を尋ねられるままに見せながらの釣り談義、島民ならではの珍しい島の話を聞きながら夜は更けて行きます。