第二回 台湾遠征 232015年09月18日 12:24

お礼代わりに小籠包を食べ、とりあえず義理は果たしました。
次は何を食べましょう。

瑞豊夜市は前回の台湾日記で紹介済みなので、今回は夜市内の様子の紹介は省いておきます。

しかし、この夜市で何軒か見られる火鍋屋の屋台では、この暑さの中でも猛烈な火力の鍋を囲む家族連れやカップルの姿が見られます。

我々は火鍋の屋台に近づく事さえ出来ないほどの暑さなのに、本当に美味そうに食べています。
見ているこちらが暑さで気絶しそうです。
台湾人は本当に暑さに強いんですねえ。

熱気に当てられてとにかく涼しい店を探しますが、この夜市ではエアコンの入った店など一軒も有りません。

と言う事でとりあえず別な夜市へ移動してみる事にしました。

目指すは忠孝夜市。
巨蛋駅から中央公園駅まで南方向へ地下鉄に乗って移動しタクシーに乗り換えです。

タクシーはすぐにつかまり、運転手さんに行き先を告げます。
「チン ダオ チョン シャオ イェ シー」

すると何故だか運転手さんのご機嫌を損ねたようすです。

一瞬の硬直後、私たちの顔を見ながら、大きな声で、「何ちゃらかんちゃら、タイワン、タイワン」と大きな声で繰り返しています。

ご存知のように、台湾では大陸の中国とは異なり台湾語が使われており、中国語つまり北京語は学校で学ぶ言語です。
地下鉄では、台湾語、北京語、客家語、英語の4言語で駅名がアナウンスされ、日常の言語でも台湾語が使われている事が分かります。

私が練習した発音は北京語、どうやらこの運転手さんは、ここは台湾だ!台湾語を使え!と訴えているようです。

そう言われても私達はただの観光客、ましてや日本人です。
台湾語で発音しろと言われてもどうしようも有りませんね。

台湾では台湾語がメインと言うのは知っていましたが、マレーシアなどのように華僑が住んでいる国への遠征も視野に入れて中国語で練習して来たのでどうしようも有りません。

とは言え、それ以上の問題は起こらず無事に忠孝夜市へと到着しました。

2015_08_24_05_六合夜市1


忠孝夜市です。
写真のコメントは六合夜市になっていますが、単なる間違いです。

この夜市の特長は小吃、つまり料理を売る屋台の数が多く、有名な六合夜市をしのぐ事に有るようです。

さっそくエアコンが有るかをチェックしつつお店が出す料理を眺めて回ります。
そして何となく涼しげなお店を見つけたので、とりあえず入ってみる事にしました。

2015_08_24_05_六合夜市3


頼んだのは左の皿の青菜炒め、右上の麺線。
これは日本で言えばソウメンの暖かい物、つまりニューメンみたいな物です。
そして下は牛汁です。

どれもキチンとした出汁が出て大変に美味しく、特に牛汁はネギ油の風味が高く好みに合いました。

しかし、問題が一つ。
このお店はビールを置いていないと言う大問題です。

これには大変困ったのですが、幸い瑞豊夜市前のスーパーで買い込んだビールが何本か残っています。
お店のお姉さんにその缶ビールを見せると、プラスティックのコップを人数分出してくれました。

ややヌルクなっていたビールですが、それでも有りがたい一杯です。
店も涼しく、つくろぎながら料理を堪能する事が出来ました。

さて、これからどうしますかね。