台湾高雄市 中国語学校 あらためて ㉛ ― 2019年05月20日 00:13
二重渓の屛東市側を自転車で北上しながら走り回っているとあちこちにそれらしき水路を見る事が出来ます。
この川では魚影は少ないものの、かなり大型のストライプドスネークヘッドの姿が見られました。
しかし残念ながらルアーに反応はしませんでした。
魚影が有るとは言え最寄りの駅からはかなり遠く、再訪する元気が出るかは自信が有りません。
この写真から先はかなり狭く、かつ砂に覆われた川沿いの道が続きママチャリでの移動はかなり厳しいものになって来ました。
砂に覆われたワダチ程度の道に前輪をとられて転倒するハメに会いつつも先へ進みます。
そして広い道路沿いの小河川を見つけ釣りを始めていると、野犬の群れに遭遇してしまいました。
数匹の群れが低い唸り声をあげて遠巻きに取り囲んで来ました。
周りには民家、人気は無いので襲われたらなすすべが有りません。
かなり戦闘的な群れだと判断し退散するために落ち着いた態度で釣り具を片付けて自転車に足をかけたところで先頭の一匹が足を狙って吠えかかって来ました。
反射的に足を引っ込めてかわした後、そのまま全力で自転車を漕いでなんとか群れから逃げ出す事に成功しました。
数十メートル自転車の横を追いかけて足を狙って来ましたが、まあなんとか無事に逃げおおせて一安心です。
日本の田舎道でも昔は野犬の群れが徘徊している事が有りましたが、台湾では今でもこんな目に会う可能性が有るようです。
かなり北上してしまったので、一旦南下して来ました。
ここは下淡水渓鉄橋、日本統治時代にかけられた鉄道橋です。
高雄市から屛東市側に渡って来た橋はかなり危険なルートだったので、この橋で帰れないのか確認しに来ました。
ここまでのルートはかなりの距離ですし、野犬に追われたりと余計な疲れが出る移動になりました。
少し休憩も兼ねてルートの確認をしましょう。
台湾高雄市 中国語学校 あらためて ㉜ ― 2019年05月27日 10:47
この日の愛車と橋です。
この橋は下淡水鉄橋と言う名前の綺麗に整備された橋で観光地として訪れる人も多いようです。
で、この橋を歩いて向こう岸を目指したのですが、川の手前で橋自体は崩落していて渡りきる事は出来ませんでした。
まあ、100年以上前に建設された橋なので当たり前と言えば当たり前ですね。
がっくりしながら橋のたもとの整備された公園のベンチで休んでいると、若いカップルが話しかけて来ました。
ここは屛東市だ、なんでこんなところまで自転車で?
高雄市のC-bikeを屛東市で見るのは初めてだ。
なんでこんなところまで自転車で?
え?、一人で来たのか?
高雄市からどれくらいの時間がかかった?
帰りはどうするんだ?
などなど少々呆れられながらも、中国語と英語を交えながら大笑いしつつしばらくダベっている内に少しづつ気力が戻って来ました。
彼らに別れを告げて、これから長い道のりを高雄市に向けて漕ぎだす事にしました。
向かう方向は川の下流方向、10キロほど走れば比較的車通りが少なそうな橋がかかっているようです。
途中でまたもや野犬に絡まれたりしながらも橋を渡り切り無事に出発点の大寮駅まで戻って来ました。
時刻は18時過ぎ、約8時間の自転車の旅。
走行距離は70キロ弱と、今回の旅で最長の探索となりました。
若い頃はツーリング専用の自転車を使って旅をした事も有ります。
その時は一日で100~130キロを目安に走っていましたが、さすがにママチャリでこの距離は半端なく体にこたえました。
疲れたとは言え、ガッチリ食べて栄養補給です。
この日は香味海鮮粥でのテイクアウト。
ちょっと贅沢な海鮮粥、青菜の炒め物と魚肉の揚げ物です。
この日は暑い中、自転車での長距離移動で体からかなり水分が抜けてしまったようでビールが格別です。
早めに寝て体力の回復をはかるべきでしょう。
そして翌日。
前日散々自転車で走ったにもかかわらず、凝りもせずこの日も自転車でポイント探索です。
地下鉄駅を基点にしての探索は一区切りついたので、この日は台湾鉄道駅を基点にした探索を計画してみました。
まずは地下鉄で高雄駅に向かい台湾鉄道九曲堂駅まで列車で移動して自転車を借りだす事にしました。
このエリアに目を付けたのは、以前林邊駅周辺の釣り堀に行った時に列車からライギョが住んでいそうなエリアを発見したのがその理由です。
さ、頑張りましょう。
台湾高雄市 中国語学校 あらためて ㉝ ― 2019年05月29日 13:51
九曲堂駅に到着しました。
高雄駅から時間にして30分ほどでしょうか。
それほど田舎では有りませんが周辺に大きなビルなどは建っていないようです。
昨日の疲れから出発が少し遅れてしまい、到着したのは12時過ぎ。
まずは駅周辺で昼食を摂る事にしました。
駅周辺をうろうろしてみた結果入ったのはこの店、華美麺食館です。
店員さんにネイヨン、つまりイートインを告げて店内に入ると、ごはん類は終わって麺だけが残っているとの事。
麺しか興味が無い私にとっては望むところです。
片言の中国語でオーダーしていると、店員さんが奥から年の頃は20台後半の若い女性を呼び出して来ました。
驚いた事にこの女性が日本語がペラペラ。
年老いた私よりシャキシャキとした日本語に圧倒されるほどです。
話を聞くと横浜の学校に通っていたそうで、そこで日本語を習得したとの事でした。
しかし、数年外国に住んでいただけでここまで会話出来る人も居る訳で、語学の才能という物は確かに存在するものだと自分と比較して深く感じ入る気持ちでした。
どうやらこのお店では日本人のお客さんは滅多に無い、と言うか初めてらしく店員さん一同大変喜んでくれました。
頼んだのはお勧めの排骨麺。
陽春麺も頭に浮かんだのですが、店員さんのおすすめに従ってみました。
味はお勧めとおりの納得の美味さ。
麺は台湾では比較的珍しい平打ち麺。
スープも少数派の旨味が濃厚なタイプですが、脂は強く有りません。
揚げ物ももちろん完璧。
日本の肉と比較するとかなり旨味の強い豚肉と調味料をまぶした薄めの衣がサックリ揚がってあっさりスープにコクを加えて良いバランスを見せています。
これで80元、300円ほどと素晴らしいお得感です。
満足の食事を終えて店を出ようとすると店員さんが呼び止めて来ました。
手には一つのレンブ、私の最も好きな果物です。
暑い中自転車で出発する私のために、冷たく冷えた果物をプレゼントしてくれるとの事です。
台湾の旅をすると色々な人たちと出会い、日々楽しい思い出が積み重るものですが、このお店も忘れられない思い出の一つとなりました。
さ、出発しましょう。
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