GW 遠征記録 112012年05月18日 10:03

さて、浜岡原子力館へと入ってみます。

この辺りです

の前に、今日の1時39分に種子島からH-ⅡAロケットが打ち上げられ無事成功したようです。

おめでとう、そして、お疲れ様JAXAの皆様。

以前、調布市のJAXA見学施設で、ロケット打ち上げのリアル中継を見に行った事が有ります。

打ち上げまで続けられるカウントダウンの期待感。
打ち上げ瞬間の高揚感。
軌道に乗るまでの約20分間の息を吸うのも憚られるような圧倒的緊張感。
衛星の切り離し成功後の開放感。

打ち上げ成功のアナウンスが有った瞬間に、会場の皆から拍手が上がりました。

一度、見に行かれると面白い体験になるかと思います。

さて、本題に戻ります。

改めてこの原発の立地を見てみると、遠州灘に臨む砂丘地帯。
御前崎市を除くと海岸周辺には民家が非常に少ないのに気がつきます。

ちなみに東名高速を走っていると民間FM放送がひとつも入らないエリアが3箇所有ります。

1つは関が原周辺、2つ目は御殿場~大井松田の山間部、ここらはまあ人が少ないので仕方無いですね。
最後のひとつは、この掛川周辺になります。
市とは言え、人が少ないんでしょうか。

まあ、数年前までそうだったんですが、今でも同じですかね?

立地としては納得出来ましたが、津波の影響が心配ではあります。
新たに高さ18メートルの防波壁を作っているようですが、効果を発揮してもらいたいものです。

展示されている炉心のモデルです。

2012_05_05_浜岡原発_炉心モデル


この中をウラン235の核分裂で生成された中性子が飛び回って連鎖反応を引き起こす様子を想像すると、ちょっと胸が躍ります

まあ、SFが好きなので核分裂とか核融合とかの単語を聞くとついつい興奮してしまいます。

2012_05_05_浜岡原発_遠景


展望台から見える原発の施設群です。

こちらの方は立ち入りが厳重に管理されていて入れません。
まあ、当たり前ですね。

今の日本は、原子力技術の発展の岐路に立たされています。
次々に原子炉が停止され再稼動のメドは立っていないみたいですね。
火力発電に比べて安価な電力供給が無いと国際的な競争力の低下は避けられないでしょう。

また、原子力技術の将来が閉ざされるとその技術、技術者が他国へと流出するのを止める手立てが有りません。
技術者だって生活がかかってますからね。

原子力技術を提供し利益を得ているその他の国との競争力も落ちてしまいますね。

日本は資源が無い国ですので、技術の放棄=日本の終わりに等しい結果をもたらす気がします。

何とか安全と技術の発展、両者を損なわない方策は無いものでしょうかね。