ゴマダラカミキリ2020年06月29日 00:30

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ビッグサイト前の広場には多くの樹木が植えられています。
この植え込みに咲く花や樹木そのものに引かれて多くの虫が集まって来る事を何度か日記にしました。

そして今年もコイツらの季節になりました。
木の幹の真ん中辺りに黒地に白の斑点が散った比較的大型の甲虫が見えるでしょうか。

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そう、ゴマダラカミキリです。
カミキリムシの仲間には鮮やかな模様の羽を持つ種類が有りますが、その中でも大型の方のカミキリムシですね。

彼らは梅雨入り辺りの蒸し暑い時期に顔を出し始め、梅雨が明けて強烈な暑さが続くようになると姿を消して行きます。
この日は6月13日、そろそろ梅雨入りになりそうな頃に今年初の一匹を見つけました。

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ゴマダラカミキリが開けた虫食い穴です。
この木はスズカケの木。
ゴマダラカミキリはこの気が大好きでこの木に卵を産み付けているようです。
小学校の校庭にもこの木が植えられていて、夏になると現れるこのカミキリムシを捕まえていたのを思い出します。

見て分かるようにカミキリムシは穴を開けて木を弱らせます。
その被害は甚大で広場のスズカケは何本か枯れかけていますし、すでに死んでしまった木もあるようです。
木には申し訳無いのですが、カミキリムシも好きな私としてはどちらの味方をすれば良いのかちょっと悩みどころです。

ゴマダラカミキリが出て来ると今度はホタルガがやって来ます。
そして梅雨が明けるとセミの大合唱が始まります。
大都会東京の埋立地の広場ですが、その狭い世界の中でも自然のサイクルは回り続けているようです。