帰省と山口県 ④2019年08月07日 12:40

2019_07_20_03_小串漁港


黒井村駅を出て、二駅隣の小串駅近くの小串漁港に来てみました。
この港は私が山陰では最も多く通ったと言える港ですね。

小倉を出て小串駅まで約1時間半。
時には蒸気機関車に引かれた列車で何度となく訪れた港です。
中学生の頃なので大した道具も技術も持っていないながら、それなりに楽しませてくれたポイントです。
久しぶりの訪問ですが、手前側の古い防波堤は当時のままのような気がします。
右手に見えるやや新しい防波堤は比較的最近延ばされたんでしょう。

せっかくなのでロッドを出してみましたが特に反応無し。
港内は砂地がメインで魚影は薄めに感じられました。

沖に見えるのは男島、女島。
有名な磯釣りの遠征地、男女群島と同じ名前ですが、もちろん別な島です。

ちょっと懐かしさを感じながらも昔の事を思い出そうとしましたが、記憶に有るのは初春の釣りで運悪く台湾ボウズ、今で言う爆弾低気圧に遭遇し散々な目に会った事くらいでした。
もともとそれほど釣れる港では有りませんでしたが、不思議と惹かれていたのは何故だったんでしょうね。

さて、移動です。

2019_07_20_04_宇賀本郷駅1


やって来たのは宇賀本郷駅。
中学生の頃の山陰本線の駅はそれなりに利用客も多く無人駅はそれほど多くは有りませんでした。
その時代でも無人駅だった数少ない駅の一つです。

2019_07_20_04_宇賀本郷駅3


宇賀本郷駅のホームです。
海に向かって広がる田んぼでもなく畑でも無い緑の平地。
原野と言うほどでも無いのでただの野っぱらと呼べば良いのでしょうか。
子供のころからあまり変化は有りません。

2019_07_20_04_宇賀本郷駅2


ホームから見た西側、つまり九州方面の景色です。
こちらは田んぼが広がっていますね。

この駅はホントに小さくて、駅舎自体も隣の民家の庭先に建てられていると言っても良いほど小さな施設です。
駅に至る道は車が一台通れる程度の狭い道で、もちろん駅前の広場など有りません。
車で入り込んでしまうと、隣接した民家の玄関先にバックで入り込んで数回切り替えして引き返す事になります。
駅の改札は有りませんし、ホームに出るには民家の玄関先をお邪魔して通過する感じ。
今までいくつかの駅を訪れてみましたが、私の知る限り一番小さな駅と言って良いかも知れませんね。

何故か毎回寄ってしまうこの駅。
何となく納得した気分になったので先を急ぎましょう。

急用で帰省していました2019年08月12日 14:43

先週一週間、急用で北九州に帰省していました。
ドタバタした一週間で日記を上げる事も出来ませんでしたが、昨日帰京したのでとりあえず一度日記を上げておきます。
予定では再来週も帰省する必要が有りますが、その時になったらまた考えてみます。

2019_08_11_01_まゆみちゃん1


忙しい日々の中で時間を見つけて、最近ネットで時々見かける北九州市小倉南区のローカル食、肉うどんを食べて来ました。
この肉うどん、小倉でも南区の北方周辺のみで古くから親しまれて来たようです。
何軒かのお店で提供されていますが、今回はまゆみちゃんを選んでみました。
時代を感じさせる店構え、もちろん店内も年期が入った味の有るたたずまいでした。

2019_08_11_01_まゆみちゃん2


そして頼んだのはもちろん肉うどん、600円です。
甘辛く煮込まれた牛のほほ肉がこのうどんの特徴です。
食べた感じではスジ肉も入っているようで、そのネッチリと煮込まれた食感と旨味は好みの人も多いと思います。
もちろん私も大好きである事は言うまでもありません。
味、ボリューム、店の雰囲気、愛想の良いおばちゃん。
最高のお店の一つですね。

2019_08_11_01_狼犬


弟が飼っている現在5歳の狼犬にも会って来ました。
狼の血が入っているので大人になるのが遅く、ようやく一人前になった頃だそうです。
犬よりも狼の血が濃いせいか、体格、姿勢、辺りをうかがう動き、やはりいつも見かける犬とはどこか違います。
立ち上がると人間くらいになりそうですが、キチンと躾けられているので危ない感じは全くしません。
飼い主と一緒なので心配有りませんが、森の中などで出会いたくは無い相手ですね。

帰省と山口県 ⑤2019年08月14日 12:54

2019_07_20_04_湯玉漁港1


宇賀本郷駅に立ち寄った後は、近くの湯玉漁港で根魚狙いです。
防波堤外側の浅い捨て石周りを探っていると、まずは一匹目のカサゴ。
15センチくらいですかね。

2019_07_20_04_湯玉漁港2


更に遠目にキャストしてじっくり底を狙っていると、まずまずのサイズのキジハタが一匹。
こいつは25センチくらい、十分キープサイズです。
まあ、リリースするんですが。

そして更に北上して特牛港に行ってみました。

この港は、子供の頃私が初めてアナハゼを釣った港です。
この時はアナハゼ独特の青緑色の魚体に危険な魚ではないかとビビらされた記憶が有ります。
何も危険は無いんですけどね。

2019_07_20_05_特牛漁港1


今度は25センチくらいのカサゴ。
これも十分なサイズです。
山陰方面は魚が薄い印象が有って最近まったく足を延ばしていないのですが、根魚中心とは言えポツポツと魚の反応が有ります。

もう少しやってみる価値が有りますね。

帰省と山口県 ⑥2019年08月19日 01:14

特牛漁港まで来たので、次に訪れるのはここ。

2019_07_20_05_特牛駅2


特牛駅です。
「こっといえき」、テツの中では難読駅名の一つとして有名な駅ですね。

2019_07_20_05_特牛駅1


外観はこんな感じ。
数年前に訪れた時に比べると、ちょっと外観がくたびれて来ました。
それでも良い雰囲気の駅なのは変わりません。

一人のライダーが木陰で休んでいました。
この駅は映画「四日間の奇蹟」のロケ地として使われたらしく、そのせいか駅の見学に訪れる人を時々見かけます。

2019_07_20_05_特牛駅3


左に見える元切符売り場前にその映画にまつわる説明パネルが設置されていました。
駅舎内もかなり傷みが進んで、重厚な木造建築だった内部もベニア板で補修されて少し痛々しい姿になりつつあるようです。
歴史を感じさせる木造の改札口は変わっていないようです。

2019_07_20_05_特牛駅4


駅舎内や駅周辺には何匹もの猫が住んでいました。
訪問客を愛想良く迎えてくれ、なかなか体調も良さそうなネコ達なので、誰かが世話をしてくれているのでしょう。
撫でても気持ち良さそうに繕いで、ホームに向かってこちらが歩き出すと道案内してくれているように前を付いて歩いてくれます。
駅を後にしようと車に向かうと、捕らえたばかりのような新鮮なモグラを咥えて見せに来たのはご愛敬ですかね。

2019_07_20_05_特牛駅5


山陰本線、長門市行きの列車がやって来ました。
このオレンジ色の列車が山陰本線の特徴なんでしょうね。

さて、次の目的地に向かいましょう。

帰省と山口県 ⑦2019年08月26日 09:21

特牛駅から仙崎駅へと移動しました。

2019_08_18_01_仙崎駅


仙崎と言えば全国的に有名な蒲鉾の町です。
駅は初めて来たのですが、なかなかシブい造りの駅ですね。

この町は漁業が盛んで大きな港を持っており、この港でカサゴを数匹釣った後はお土産の買い出しです。
部屋飲みの肴用に当然のように蒲鉾と塩うにを入手。
魚介類と言う意味では、魚が美味い山口県でも仙崎は特別な町だと思います。

この日はこのまま宿泊地の小郡市まで移動です。
新幹線の新山口駅が有る町ですね。

2019_08_18_01_山口駅1


途中で山口県の県庁所在地山口市の駅に立ち寄ってみました。
ネットでも時々話題になりますが、県庁所在地のメインの駅としてはかなり小さな駅だと思います。

2019_08_18_01_山口駅2


運行ダイヤはこんな感じ。
ローカル線ですし、人口もそれほど多く無いのでこんな物でしょうか。

2019_08_18_01_山口駅3


そしてこれが駅前のメインストリート。
県庁所在地と言えば駅前にそれなりの高さのビルがある程度は並んでいるのが一般的だと思っていました。

しかし、これが正真正銘のメインストリート。
右側に見える銀色の建物が最も高い建物だったと思います。
駅から離れた場所に都市部が発展している訳でも無さそうです。
今まで県庁所在地としては佐賀県佐賀市が一番地味な街だと考えていましたが、私の中の暫定一位は山口市に置き換わりました。

とは言え、山口市が気に入らない訳では有りません。
山口県には下関、岩国、徳山などそれなりに大きな町が点在しています。
山口市は他県の県庁所在地とはまた異なる考え方で街づくりを行っているのかも知れませんね。