帰省と山口県 ④ ― 2019年08月07日 12:40
黒井村駅を出て、二駅隣の小串駅近くの小串漁港に来てみました。
この港は私が山陰では最も多く通ったと言える港ですね。
小倉を出て小串駅まで約1時間半。
時には蒸気機関車に引かれた列車で何度となく訪れた港です。
中学生の頃なので大した道具も技術も持っていないながら、それなりに楽しませてくれたポイントです。
久しぶりの訪問ですが、手前側の古い防波堤は当時のままのような気がします。
右手に見えるやや新しい防波堤は比較的最近延ばされたんでしょう。
せっかくなのでロッドを出してみましたが特に反応無し。
港内は砂地がメインで魚影は薄めに感じられました。
沖に見えるのは男島、女島。
有名な磯釣りの遠征地、男女群島と同じ名前ですが、もちろん別な島です。
ちょっと懐かしさを感じながらも昔の事を思い出そうとしましたが、記憶に有るのは初春の釣りで運悪く台湾ボウズ、今で言う爆弾低気圧に遭遇し散々な目に会った事くらいでした。
もともとそれほど釣れる港では有りませんでしたが、不思議と惹かれていたのは何故だったんでしょうね。
さて、移動です。
やって来たのは宇賀本郷駅。
中学生の頃の山陰本線の駅はそれなりに利用客も多く無人駅はそれほど多くは有りませんでした。
その時代でも無人駅だった数少ない駅の一つです。
宇賀本郷駅のホームです。
海に向かって広がる田んぼでもなく畑でも無い緑の平地。
原野と言うほどでも無いのでただの野っぱらと呼べば良いのでしょうか。
子供のころからあまり変化は有りません。
ホームから見た西側、つまり九州方面の景色です。
こちらは田んぼが広がっていますね。
この駅はホントに小さくて、駅舎自体も隣の民家の庭先に建てられていると言っても良いほど小さな施設です。
駅に至る道は車が一台通れる程度の狭い道で、もちろん駅前の広場など有りません。
車で入り込んでしまうと、隣接した民家の玄関先にバックで入り込んで数回切り替えして引き返す事になります。
駅の改札は有りませんし、ホームに出るには民家の玄関先をお邪魔して通過する感じ。
今までいくつかの駅を訪れてみましたが、私の知る限り一番小さな駅と言って良いかも知れませんね。
何故か毎回寄ってしまうこの駅。
何となく納得した気分になったので先を急ぎましょう。
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