ボート釣りで釣れる魚達 その32012年01月19日 00:05

石垣島のリーフフィッシングで釣れるターゲット達を紹介していますが、その第3弾です。

オジサン

まずはオジサンです。方言ではカタカシですね。
顔を見るとボーっとした感じに見えるのですが、立派にルアーを食って来る魚です。
2本の立派なヒゲが有って、こいつで海底のゴカイやカニ、エビなどを食べるようです。
そういう食性でもルアーに食って来るのは何故でしょうね。
興味か、反射か良く分かりません。

またこの魚は、こう見えて大変に美味しい魚です。
地元スーパーに、地魚の刺身が並べられていますがそこでも良く見かける魚です。
ちなみに石垣島にはいくつかのスーパーが有りますが、刺身では「かねひで」が頭一つ飛びぬけています。
いつ行っても、地魚のカタカシ、タマン、クチナジ、ミーバイ類、イラブチ、マチ類、マンビカー、キハダマグロなどなどなど、見ていて大変楽しいスーパーです。

アカエソ

次はアカエソです。方言は有るようですが、残念ながら知りません。。。。
このエソ類の魚は内地でも外道扱いにされるのですが、どんな悪い状況でも食ってくる有り難い魚です。
私のような雑魚釣り師にとっては旧い友人のような相手です。
沖縄方面では20cm程度までしか釣った事は有りませんが、八丈島では40~50cmくらいのエソが数釣れる事が有ります。
それくらいのサイズになるとバスタックルで狙うとかなり楽しめる釣りになります。

ムラサメモンガラ

次はムラサメモンガラです。
なかなか美しい魚で釣って嬉しい魚ですが、カワハギ類の例に洩れず口が小さいのでミノー類では釣るのが難しいかも知れません。
で、モンガラカワハギの時に説明したのと同じ様に、この魚も尾びれの付け根に鋭い棘が有ります。
針を外す時に痛い目に会わないように注意しましょう。
しかし、どうしてこのモンガラカワハギ科の魚達は、どいつもこいつもこんな派手な姿をしてるんでしょうね。

「ボート釣りで釣れる魚達」は、もう少し続きます。

ボート釣りで釣れる魚達 その42012年01月20日 12:49

石垣島のリーフフィッシングで釣れるターゲット達を紹介していますが、その第4弾です。

今回はベラの類をご紹介します。

ヒトスジモチノウオ

ヒトスジモチノウオだと思います。方言ではヒロサーです。
ナポレオンフィッシュと言うダイバーのアイドルとも言えるベラ類の魚が居ますが、その仲間です。
ナポレオンフィッシュはメガネモチノウオですね。
ベラ類に共通な気がするのですが、ルアーに掛かると思わぬ力で一気に下へと突っ込みます。
ただスタミナそのものは無いようで、一発をしのげば何とかなる魚です。

たいていのベラ類は美味しい白身の魚で、刺身、煮付け、フライなど何でもいけます。
ただし、一種類だけどうしても食えないベラが居るようです。
名前はクサビベラ、ドブの味がするそうなんですがどんな味なんでしょうね。。。。
クサビベラはちょっと見が高級魚マクブ(シロクラベラ)に似てるので間違えてしまいそうです。

カマスベラ


次はカマスベラです。
口が大きくて精悍な顔つきの魚です。
動きも素早いので魚を捕食する事が多いのかも知れません。
この魚ですが体側に時々ピンク色のホシが入った個体が釣れる事が有ります。

カマスベラ

この時は一匹だけでなく数匹釣れたので、特定の個体のみの変化では無い気がします。
何なんでしょうかね?繁殖期による物でしょうかね?

次はセナスジベラです。
写真が悪くて背中が曲がってしまってます。
セナスジベラ

沖縄ではキューセンに似たタイプのベラ類をクサバーと呼びます。
九州北部ではキューセンをクサビと呼ぶのですが、何か関係有るのかも知れませんね。

「ボート釣りで釣れる魚達」は、もう少し続きます。

ボート釣りで釣れる魚達 その52012年01月21日 15:49

石垣島のリーフフィッシングで釣れるターゲット達を紹介していますが、その第5弾です。

今回はハタ類を紹介します。
良く釣れるカンモンハタは既に紹介しましたので、別な魚を。

アオノメハタ

1枚目はアオノメハタです。沖縄ではクルバニーとかクルバニーミーバイとか言われます。
褐色の体に青い小さな斑点が散りばめられた大変美しい魚です。
私は青い斑点の魚をあまり見た事が無かったので、最初は毒魚かと思ってしまいました。
実際には美味しい魚で市場でも見られるようです。
割と良く釣れる魚で、陸っぱりでもちょくちょく釣れて来る魚です。

ニジハタ

2枚目はニジハタです。方言も有るようですが、ミーバイで。
尾びれに入った2本のラインが美しい魚です。
食用でも観賞用でも好まれる魚のようです。
この写真ではちょっと黒く写ってしまってますが、釣りあがってすぐは大変鮮やかな紅色を見せてくれた魚です。

オジロバラハタ
3枚目は有名なシガテラ毒魚、バラハタですね。
2種類居るバラハタのうち、この魚はオジロバラハタです。
尾びれの淵が白く彩られています。
沖縄方言はナガジューミーバイ、長い尾のミーバイです。
この魚はシガテラ毒魚として有名なのですが、沖縄では喜んで食べられ普通にスーパーなどで流通しています。
味もハタの中ではトップクラスに美味いとの事ですが、私は食べた事が有りません。
たま~に中毒患者が出ているようですが、気にされていないような。。。
私の中ではこの魚は南洋を象徴する魚のひとつで、釣れた時は本当に嬉しかった事を覚えています。
シガテラ毒魚の話題が出ましたのでもう一種の有名な魚を置いておきます。

バラフエダイ
バラフエダイです。
沖縄方言はアカナー、大きくなると赤みが増して鮮やかな赤色の魚になるのが語源だと思われます。
幼魚のうちは、この写真のように灰赤色が普通のようです。
有名なシガテラ毒魚ですが沖縄では食べてしまう事も多いようですが、やはり時々中毒事故が起きています。
カスミアジ、バラハタ、バラフエダイなどのシガテラ毒魚も、日本国内だと割合大丈夫な事も多いようですが注意しておくに越した事は無いですね。

ちなみに大変美味しい魚で有名なカンパチでさえも、日本以外の南方で育った魚はシガテラ毒を持っていて取引出来ないとの事です。
日本近海では心配が少ない魚がほとんどで、本当に有り難い事だと思います。

名前の分からない魚達2012年01月22日 00:08

クロオビエビス?
今月は釣りに行ってないので新鮮な画像が無いのがツライところです。
とりあえず、昔の画像で日記を綴って新しい写真が撮れるのを待ってみます。

石垣島で釣れた名前の良く分からない魚達です。

ラン&ガン主体のルアー釣りをメインでやっていますが結構疲れます。
ポイントへはそれなりの坂道を上り下りする必要が有りますし、砂浜を長い距離歩いて沈みサンゴを打って歩く事も多く体育会系のトレーニングのような気分です。
これを何日も続けていたり暑い日だったりすると、たまには休憩が必要です。
そう言う時にはお手軽に餌釣り用の餌を買って港で小魚を釣って遊んだりしています。
休憩と言っても、結局は釣りしてるんですがね。

その餌釣りで釣れる小魚で、名前の良く分からないのが混じって来ます。
私は専門家では無いので判断出来ないのですが、どなたか分かりませんかね?

一枚目は、イットウダイの仲間だとは思うのですが、何だか良く分かりません。
クロオビエビスだと思うのですが、目の大きさ、色がちと違うような。。。。
こいつらの仲間も鰓蓋の棘に毒が有るとか無いとか言われていますので用心に越した事は無いと思います。

ホシゴンベ

2枚目はホシゴンベだと思うのですが、いかがでしょうか?
体の後ろ後半はホシゴンベっぽさが出てますが、特徴的な顔の斑点が有ったかの記憶が有りません。。。。

ハナフエフキ

3枚目はハナフエフキの稚魚だと思うのですが、これも不明です。
稚魚の時は特徴が曖昧で見分けるのが難しいです。
4枚目は船から釣れた魚でタマガシラの仲間かな、と思うのですがやっぱり分かりません。

タマガシラ

名前が分からなくて困る訳ではないですが、何だかモヤモヤして気になりますね。

買出し その12012年01月22日 15:46

今日は釣りの予定も無いし、天気も悪く遠くまで出かける気もしないので近所で買い物など。

とりあえず、昼頃車で移動開始。
昼食に回転寿司を食ってから食料の調達をする事にしました。

で、いつもの回転寿司「タフ」へ。
この店は魚の品揃えが良いので、ちょくちょく行く店です。
入り口の壁に本日の魚が黒板に書かれています。
このメニューは女性の店員さんがその日の仕入れ状況に合わせて書いてるんですが、字も読みやすいし絵も上手だし、いつも感心しています。

タフ

いつも珍しい魚を置いてくれてるのですが、今日は何が有るかな、と。

食べるのに忙しくて料理の写真を撮るのを忘れたので魚の写真はWeb検索でお願いします。。。。

上段、右から、メバル(目張と表記)、ソイ(曽以と表記)が並んでいます。
こちらはあっさりした白身の魚ですね。
どちらも似た味ですが、メバルはやや甘みが有って、ソイの方がやや淡白ですね。
カサゴの味を弱めた感じだと思えば良いと思います。

ちなみにメニューの魚の表記を書いてるところを見てると、仕入れ票にはカタカナで書かれてて女性店員さんが自分で考えて漢字にしてるんです。
凄いですね。

その隣はアイナメです(鮎並と表記)
やや身が柔らかく鮮度が落ちやすいらしいですが、この魚も美味しい白身ですね。
冬になると実家の近くの関門海峡で良く釣れましたが、私は醤油で煮付けた物が好きです。

その左は瀬戸生鯖と書かれていますが、この鯖のブランド名は知らなかったです。
最近は鯖を生で食べる習慣は関東でも一般的になって来ましたが、上京して来た当初、生鯖の美味さを説明しても理解してくれなかったのを覚えています。
特にある先輩が酒の席で私を立たせて、生鯖を食うとかウソをつくヤツと理不尽なツルシ上げをされたのを思い出します。

今でも関東では食べる事の少ないシイラ、ボラの美味さを説明すると、似た反応をする人が居たりします。
なんだかなあ、とか思いますね。

で、更に左は、ブリ、ヒラメ、カンパチ、シマアジ、タチウオ、コハダ、左端は見えないですね。
定番の魚達です。

下段右に、「柳の舞」が見えます。
この魚は、北の地方の沖合いで取れるメバルに似た魚で秋田県に釣りに行くとスーパーに良く並んでいます。
干物や煮魚で食べる事が多いですが、今日は寿司になっています。
味は淡白な上品な白身で、わずかに北の魚に見られるサポニン(石鹸みたいな?)の味が混ざる気がします。

その左はホウボウ(PCだと漢字が出て来ないですね)ですね。
腹ひれが指のように変化していて、海底を歩いて餌を取る魚ですね。
これも白身の魚で火が通るとホッコリした舌触りになり煮付け、鍋で良く食べられます。
地方によっては赤ちゃんのお食い初めに鯛と同じように使われる魚ですね。
腹ひれで歩く姿を、赤ちゃんが早く歩けるようにとの願いにかけているらしいです。


で、ヒラマサ、サンマと続きます。 更に右下にはマダラ、シャコが並んでいます。
マダラも寿司として生で食わせる店は珍しいと思います。

で上手な魚の絵を挟んで左に、キンメダイが続きます。
まあ、これは安定して美味しい魚ですよね。

その隣はイシガキダイ(石垣鯛と表記)です。
この魚は石鯛と並んで磯釣りの王様ですね。
イシガキダイは大きくなると口の周りが真っ白になるのでクチジロと呼ばれ、日本中の石物師の憧れとなる魚ですね。
イシダイは黒くなるのでクチグロです。
イシガキダイは甘みの強い大変美味しい白身の魚です。
私は特にこの魚の皮を鱗を取った後に湯引きをしポン酢で食べるのが好きです。
僅かに皮についた身が湯引きで甘みを強めて皮の味を引き立てます。 父親が釣って来るのを楽しみにしていました。
イシダイの方はちょっと磯の臭みが有って、イシガキダイよりは落ちますが同じく美味しいですね。

その隣が上下に、コチ(鯒)とボラ(鯔)です。
コチは一般的で美味い魚ですね。

ここでボラが姿を見せます。
関東でボラを食べる人はマレのようですが、実は大変に美味しい魚です。
ただし、川で育ったボラは全くと言って良いほど、食用には適しません。 臭いですね。
海を回遊しているボラに限るのですが、特に冬は脂が乗って来て歯ごたえ、身の甘み、最高に美味しい魚です。

かつての関門海峡ではボラ釣り専門の釣り師が、ずらっと岸壁に並んで釣っているのが冬の風物詩になっていました。
竿の太さがカップヌードルくらいののゴッツイ物でしたが、こいつで一気に抜き上げる豪快な釣りだったのを覚えています。

今日の私の注文は以下でした。
柳の舞、コチ、ボラ 2枚、アカガイのヒモ、コハダで、1000円ちょっと。
珍しい魚でこの価格はありがたいですね。

ちなみに今日は、いつもに比べて2/3くらいの種類しか有りませんでした。
この時期は魚の種類が限られる事が多いので仕方無いですが、それでも立派な品揃えだと思います。

昼食だけでちょっと長くなってしまいました。
同じように美味しい魚を揃える魚屋さんに行ってきましたので、、買い物での戦利品は明日にでも。