青森へ ⑥ ― 2020年11月16日 07:05
入り口の柵を越えて冷えた溶岩のような岩石がゴロゴロと転がる丘を歩いて行きます。
遠くには何やらお堂のような建物も見えます。
左の草一本生えていない台地の向こうの丘の上には何かの像が立っています。
この丘は無間地獄と名付けられているようですね。
無間地獄の中心にはこのお堂が建っていました。
大師堂と名付けられているようです。
辺りは強い硫黄の匂いがする風が舞い、大師堂前の石塚に供えられたカラカラと乾いた音を立てる風車に力を与えています。
ここから見る恐山、無間地獄は生命感の無いちょっと現実離れした景色です。
まだ地上に生命が生まれて無かった時代を想像させます。
これだけではるばる下北半島まで来た価値が有るような気がします。
青森へ ⑤ ― 2020年11月11日 13:18
最初の山門を越えて100mほど歩くと第二の山門です。
山門の前には沢山のの風車が舞う石塚。
幼い内に亡くなった子供たちの供養でしょうか。
第二の山門を越えると参道が開けます。
右側から回廊が続いていますが、その廊下に沿って口寄せのイタコの皆さんが並ぶはずなのですが姿が見えません。
夏の大祭などの大きな行事の時だけ集まっていらっしゃるようですね。
右手前に見える参道に沿ってポツンと立っている赤茶色の屋根の木造小屋は恐山温泉、薬師の湯です。
ここは時間で区切って男女が交代で入浴出来るようです。
正面に恐山菩提寺。
左手前の建物が女湯の古滝の湯です。
この時は人も少なく、温泉に入る人も見当たりませんでした。
そして左奥には無間地獄。
ある意味恐山を象徴するエリアですね。
ここが無間地獄の入り口です。
さっそく向かいましょう。
青森へ ④ ― 2020年11月09日 10:19
さて、いよいよ恐山奥の院へと向かいます。
この奥が恐山のメインステージですね。
入り口の山門脇の立て札にいくつかの注意書きが書かれています。
「ドローン・ラジコンの使用禁止」、「ポケモンゴーの禁止」、これらは分かります。
「お清めの塩はご遠慮ください。仏教の作法ではありません」は意外でした。
葬式の帰りに塩で清めてた気がするのですが、あれは別な意味が有るんでしょうか。
山門をくぐります。
奥には更に大きな山門といくつかの建物が見えます。
左側には比較的新しめの赤い屋根の建物が建っています。
中は学校の教室のような部屋が並んでいるようでした。
事務所か何かなんでしょうかね。
右側にはこんな建物が。
かなり立派な湯治旅館に近い形なので宿坊か何かでしょうか。
コロナの影響なのか辺りには観光客は少なく、冷え冷えとしたひどく静かな印象。
恐山らしい雰囲気が感じられます。
行きましょう。
青森へ ③ ― 2020年11月03日 09:11
さて今回の旅のメインイベント、恐山にやって来ました。
この橋がかかっているのが三途の川との事です。
子供の頃、週刊誌で心霊関係の特集が有れば必ず顔を出していたのを思い出します。
九州産まれの私にとっては遠い世界の地域でしたが、関東住みとなった今では訪れる事も夢では無くなりました。
とは言え、十分に遠いんですけどね。
水質はクリア。
透き通った水が橋の下をとうとうと流れています。
三途の川はこの湖、宇曽利山湖から流れ出して海へと注いでいます。
宇曽利山湖は酸性湖。
この湖で生きて行ける動植物は少なく、世界一酸性度の強い水で生きて行ける魚、宇曽利湖ウグイが限られたエリアに住んでいるそうです。
湖底はこんな感じ。
水は透明ですが湖底には白い堆積物が広がっています。
きっと硫黄なんでしょう。
水中にはウグイどころか虫類などの姿も見えません。
強い酸性の水が広がる死の世界なんでしょうね。
青森遠征 ㉒ ― 2018年10月31日 12:43
最終日です、この日は昨日とはうって変わって良い天気です。
帰る日になってようやく天候が回復するのはお約束ですね。
と言う事で魚が多かった港を数か所訪れてみました。
パッと見でアナハゼかと思って手を出してみたらエラに有る棘が手に刺さった事でカジカだと分かりました。
こいつで20センチくらいでしょうか。
エラに生えている棘が見えるでしょうか。
毒は有りませんが刺さるとさすがに痛いですね。
午前中を釣りに使い20匹ほど釣ったところで帰路につく事にしました。
さて市内に戻って昼食です。
最後はラーメンで〆たいという事で下北駅前の駅前食堂にやって来ました。
あっさり中華そばとミニカレーのセット、920円です。
中華そばは青森県らしく煮干しの効いたあっさり味。
やっぱり美味いですね。
このお店は大湊海自カレーの護衛艦ちくまカレーを食べる事が出来る事で有名らしいのですが量が多いらしく、私は普通のミニカレーにしました。
ところが護衛艦ちくまカレーほどでは無いにしろ、ミニカレーにもかかわらず普通に一杯分の量が有ります。
さすが自衛隊の人達が食べに来たりするお店らしく、デカ盛り前提なんでしょうね。
さて帰りましょう。
今回の下北半島は天候にこそ恵まれませんでしたが大変に満足出来る遠征でした。
食事、特に居酒屋での海鮮のクオリティの高さと安さには驚かされました。
そしてサイズこそ出ませんでしたが、魚影はどの海よりも濃いように感じました。
来年はシーズンを変えて再度訪れてみたいですね。
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