青森遠征 ⑧2018年09月03日 00:06

二日目からは本格的に釣りの開始です。
そしてこの地には私にとって大事な目的が有ります。

まずは朝食。

2018_08_25_02_朝食


今回はねぷた祭にぶつかってしまい、ビジネスホテルが取れなかったので旅館での宿泊です。
旅館と言っても観光客よりも長期滞在者用のビジネス旅館と言った方が良さそうな宿です。
それも有ってか、朝食、夕食ともに比較的ガッツリした食事を出してくれるようです。

とは言え朝食ですからまあ普通の旅館メニューですが。
写真に見える焼き塩マスがしょっぱいですが味が凝縮された感じでなかなかの味でした。
さすが北の町ですね。

2018_08_25_02_天気予報


起きてみると外は雨が降っていました。
天気予報を見ると全国で下北半島以外は良い天気のようです。
私が釣りに行くと何で雨ばかり呼び込んでしまうのでしょうかね。

この日は全国的に大変な暑さで、所によっては40度近い猛暑の日だとの事です。
ところが宿から出てみるととんでも無い寒さ。
気温が15度しか有りません。
冷房どころか車のヒーターを使う寒さです。
半袖から長袖に着替え、ジャンバーを持って更に北へと出発です。

2018_08_25_03_湿地帯1


太平洋岸の海岸線を、ポイントを確認しながら北を目指しようやく到着しました。

ここが今回の私の目的地です。
写真を見ても何の事やら分からないですよね。

2018_08_25_03_湿地帯2


ここは本州最北の湿地帯です。
私が釣りで野池や湿地探索を始めたのが25年以上前。
30年近いでしょうか。

その頃はGoogle Mapやネットの情報などは無く自分で情報を集める必要が有りました。
私は国土地理院が発行している5万分の1の地形図を購入、隅から隅までチェックし池、川、湿地帯、山の地形を分析した上でポイントを絞る作業を繰り返していました。
今でもほぼ日本全域の地図が手元に残っています。
ポイントを絞った後は、更に詳細な2万5千分の1の地図を買い足しポイントに分け入っていました。

その頃調べた気になるポイントはほとんど行き尽くしたのですが、唯一残ったポイントが、ここ。
この湿地帯です。

2018_08_25_03_湿地帯2


地図に記載されていたように、ここは今でも湿地帯でした。
しかしすでに乾燥化が進み陸地化していました。
湿地帯は時間が経つと乾燥化が進むのは自然の成り行きなので仕方有りません。

5年ほど前のGoogleEarthの衛星画像ではまだ水域が広がっているのが見えたのですが、ちょっと遅かったようです。
もちろんGoogleEarthの衛星画像も最新画像では無いので、10年ほど遅かったのかも知れません。
もちろん私の釣りのターゲットであるバス、ライギョが住んでいたかは不明ですけどね。

とは言え、何十年も気になっていたポイントの現在を確認する事が出来ました。
あの頃はまさかここまで来れるとは考えていなかったので深い満足感を感じます。
60歳を過ぎ、これである意味私の野池探索は一区切り付いたと言って良いでしょうね。

さて、目的は達しました。
頑張って釣りを始めましょう。

青森遠征 ⑨2018年09月05日 09:16

2018_09_02_01_大間港1


さて、とりあえず大間漁港にやって来ました。

下北半島北部の太平洋岸は砂地、岩礁エリアが交互に続き、所々に大小の港が開かれています。
北でもあり根魚を釣るには絶好のポイントが続くと思って良さそうです。

2018_09_02_01_大間港2


大間漁港と言えばマグロ漁船ですが、コイツはイカ釣り漁船のようですね。
マグロの漁期は冬だったと思うので、夏の間はイカがメインになるのかも知れません。

2018_09_02_01_大間港3


港の出口側です。
港を出るマグロ漁の勇壮な船出の様子はテレビなどで良く紹介されていますが、この出口のショットなんでしょうね。

2018_09_02_01_大間港4


この港ではクロソイが数匹。
サイズとしては15センチほどで大きな魚は出ませんでした。
釣り方が悪いのかシーズンなのか分かりませんが、とりあえず魚が見れて満足です。

2018_09_02_01_大間港5_キタムラサキウニ


フックに引っかかった海藻について来たウニです。
ムラサキウニの仲間だと思いますが、北なのでキタムラサキウニでしょうかね。
地面に置いて写真を撮ろうとするのですがトゲを振り振り歩く姿はなかなか素早く、可愛いものです。
子供の頃、岩場を歩くウニのスピードに驚かされたのを思い出します。
歩く速さはコガネムシくらいでしょうか。
これも分かりにくい表現ですが。。。。

もうちょっとこの辺りをウロウロしてみましょう。

青森遠征 ⑩2018年09月10日 00:34

2018_09_02_02_大間崎1


ここまで来たのでせっかくですから大間崎まで行ってみました。

2018_09_02_02_大間崎2


本州最北端の碑です。
沖には平たい島が見えるのですが、無人島のようです。

最北端は大間崎、最南端は潮岬、最西端は下関の吉母。
どこも釣りで行った事が有ります。
最東端は岩手県辺りだったと思いますが、いつか釣りに行く事が有るでしょうか。

2018_09_02_02_大間崎3


大間崎のお土産屋さんを見物して、近くの港に行ってみました。
沖には本州最北端の碑から見えた島が見えます。
白黒の灯台が良い雰囲気を出していますね。

2018_09_02_02_大間崎4_アナハゼ


この港ではアナハゼが一匹。
底が砂地になっていて根魚釣りにはあまり適していない気がしました。

そろそろお昼になります。
何か食べますかね。

青森遠征 ⑪2018年09月12日 18:57

昼食と言っても、せっかく本州最北端まで来たのですからラーメンを食べるべきでしょう。

2018_09_08_01_すみよし食堂1


何軒かのお店が検索に引っかかって来たのですが、このお店、すみよし食堂を選んでみました。

2018_09_08_01_すみよし食堂2


オーダーはこれ、ツルアラメラーメン650円です。
ツルアラメはコンブを薄く短くしたような褐色の海藻です。
食用にされる事は無かったと思うのですが、最近は大間の方で商品として開発され流通し始めているようです。

九州でもツルアラメではなくアラメを食べる習慣は有りました。
スーパーや普通の魚屋ではあまり見かけませんが、大きなブリキ缶を荷車に乗せて魚を行商していたオバアサン達の店では干したアラメを買えたりしました。
北九州の呼び名では有りませんがカンカン部隊と呼ばれる行商のスタイルみたいですね。

アラメは熱い白米に乗せてかき混ぜ、粘りが出て来たところで醤油をかけて食べるのが北九州の食べ方です。

このお店では麺に練り込んでいるようです。
麺の食感はツルっとしてやや弾力が有ります。
とは言え、コンニャクやタピオカのような極端な弾力ではなくラーメンの麺らしい好感の持てる物でした。
そしてスープが魚介の出汁が効いていてスッキリした旨味のなかなかの物でした。
ラーメンの激戦区では無いので大きな期待はしていなかったのですが、十分に満足できる味だったと思います。

2018_09_08_01_すみよし食堂3


一緒に頼んだ餃子です。

正直期待していなかったのですが、これも手作りの美味い物でした。
野菜多めのふんわりしたアンに柔らかめの皮。
私の好みですね。

昼食も済ませました。
釣りの再開です。

青森遠征 ⑫2018年09月17日 15:33

下北半島最北端の大間町から太平洋岸を南へと下りながらめぼしいポイントをチェックして行きます。
この辺りまで来るとさすがに魚も濃いのか、どの港でもそれなりに魚の反応が有りました。

2018_09_08_02_下風呂1


下北半島、下風呂温泉近くの港です。
ここもかなり大規模な港で、多くのイカ釣り漁船が停泊しています。
この港も魚の反応は良好で、この港まででにすでに20匹くらいの魚を釣り上げています。

2018_09_08_02_下風呂2


しかしサイズはこの程度。
やはり15センチ程度のメバルです。
シーズンの問題か大きな魚が出ませんね。

2018_09_08_02_下風呂3


アナハゼです。

日本の北部だけあって釣れるのはソイ、メバル、カジカなど根魚が主体のようです。
小さいとは言え数多くのアタリが有ってそれなりに楽しいのはもちろんです。

2018_09_08_02_マエダストア


周辺で大きく展開しているスーパー、マエダストアに寄ってみました。
このスーパー、どこでもなかなかの規模で品揃えも良く地元の人達にとってもありがたいお店なのではないかと思います。

魚は右がガヤ表記のエゾメバル。
昔はがやがやとうるさいほど獲れたのが名前の由来だそうです。
真ん中はドンコ、エゾイソアイナメの事ですがこれは関東地方のスーパーでも時々見かけます。
どちらも美味しい魚ですね。

釣りの方は小さいながらも多くの魚を釣る事が出来ました。
そろそろ市内に戻って夕食でも摂りましょう。