バイクで伊那市 ビーナスライン ⑦2014年08月31日 00:19

湿原の看板を発見したのでバイクを駐車場に置いておいて現地へと向います。

2014_08_17_04_八島ヶ原湿原1.jpg


霧ヶ峰湿原植物群落と言う名前のようです。

そしてこの辺りに湿原が点在していて、ここは八島ヶ原湿原と言う名前のようです。
銘板の向こうには、まだ茶色に枯れたままの植物に覆われた広大な湿原が広がっています。
向こう側は山になっていて湿原は盆地状で、向こう端までは軽く1キロ以上、2キロくらい有りそうです。

2014_08_17_04_八島ヶ原湿原2.jpg


遊歩道に沿って少し歩いてみました。
目の前に沼が広がっています。
水面には魚の気配は見えませんが、決して生物感が無い訳ではなく、カエルの鳴き声が賑やかです。

魚は居ないのかと水面に目をこらしますが、やはり見えず。
やっぱり居ないんですかねえ。

とりあえず駐車場まで戻って来ました。

すると駐車場の脇で八島ビジターセンター あざみ館という施設を発見しました。

2014_08_17_04_八島ヶ原湿原3.jpg


そして館内の展示物の一つ、湿原の生き物達、です。
暗くて写真がボケていますが、魚の姿が見えます。

しかし、鮒。
正直、あまり興味が湧く相手では有りません。

昔、山の麓の村から村民総出でこの辺りの樹木を薪にする為に、毎年この湿原まで登って来ていたそうです。
その時、この湿原の沼に鮒が入れられたらしい、との事でした。

鮒の右下にも長細い魚が見えますが、これが何であったか忘れてしまいました。
ドジョウの仲間のように見えますが、何でしょうね。

さて、自販機でスポーツドリンクを飲んで出発です。

このビーナスライン、ほど良いアップダウン、適度なコーナーが続きバイク乗りにとって素晴らしいルートだと言えます。
有名な道なので私が言うまでも有りませんが。

高原の美しいルートを満喫しつつ走っていると白樺湖の標識が見えて来ました。

2014_08_17_04_白樺湖.jpg


白樺湖です。

私は25年ほど前に一度このルートを走った事が有ります。
その時白樺湖へも立ち寄り、湖畔を散策したはずなのですが、この湖はその時の記憶とは全く異なるように見えます。

その時の記憶では湖の周りにホテルなどの建物は無くてただの草原でした。

草原?
そう、目の前に見えるような大きな山や林は無くてツンツルテンのただの草っぱらに小さな湖がポツンと広がっていました。

小さな湖?
そう、その25年前の白樺湖は細い遊歩道に囲まれた、一周30分もかからないような小さな湖でした。

となると、私が昔訪れて白樺湖だと思い込んでいた湖は単なる勘違いだったみたいです。
昔はナビなど無かったのでこう言う勘違いが起きたんでしょうね。

だとすると、私の記憶の中だけの白樺湖、それはどこの何と言う湖なんでしょうね。
この後は淡々と帰路を辿りツーリングを終えました。
今回のビーナスラインを含むルートは、週末一泊二日でのツーリングとして距離もほどほどでなかなか楽しめるルートでした。

そろそろ山の上は気温が下がり始める季節になります。
寒くならない内に、もう一度走りに行きたいもんですね。