居酒屋 じょう2012年06月15日 10:54

四国遠征日記の途中ですが、書き溜めた日記が切れたのでとりあえず別な日記でも。

恵比寿にある居酒屋、「じょう」に行って来ました。

以前の職場が恵比寿に有ったので、時々寄っていた店ですね。
魚介や串焼きも充実していて、中々良い店です。
割と貝のメニューを押している印象を受けます。

恵比寿_じょう_シメサバ


シメサバです。
私は締まり過ぎて真っ白になったシメサバは嫌いなのですが、ここのシメサバは良い感じですね。
サバらしい海の香りが残っていて、酸が強すぎない良い塩梅です。

個人的には塩で締めて臭みを持つ水分を抜いて、酸味は抑え目の味付けが好みですね。
酢を強く使うとどうしても真っ白になってしまって固い食感になる気がしますし、そもそも酢の匂いでサバの香りが分からなくなりますよね。

恵比寿_じょう_菜の花_カスベ


菜の花のアンチョビ・マヨネーズ和えとカスベの唐揚げです。
アンチョビ・マヨネーズが何とも言えない旨みとコクを出していて美味かったですねえ。

写真が無いですが、これとガーリックライスを食べました。

で、この時にこの店の良い面を見せてくれました。

ネギが嫌いで食べる事が出来ない一人がこれを注文したのですが、ガーリックライスにネギが入っているのは知りませんでした。
ネギは美味いのに残念ですね。

出来上がったガーリックライスをフロアの女性が受け取って運ぼうとした時に、こう言う会話が聞こえました。

「この料理、ネギ抜きで作り直して」、「そして、これは味見して」。
ネギ抜きで作り直して、出来上がった料理は店のメンバーで処理して、って意味なんでしょうね。

以前からフロアにはこの若い女性が居るのですが、これが良く気が効く女性なんです。

で、出来上がった料理を、「お客さん、ネギ嫌いだったですよね。」と言いながら持って来てくれました。
ずっと前にネギ抜きのピザを頼んでたのを覚えてたらしいです。

それこそ半年~一年近く前にネギ抜きで他の料理を注文していたのを覚えていたんですね。

そして躊躇無く、厨房に作り直しを指示したと言う事です。
大したもんです。

この時はいつもはフロアを見ていない通りかかりの厨房の人に注文しちゃったんですが、最初からフロアの女性に頼んでいれば無駄には成らなかったんでしょうね。

この店の店員さんは皆こんな感じでお客さんが気持ち良く過ごせるように気をかけてくれています。
マスターもいつニコヤカで腰が低く、店員さん同士でも棘ある声やキツメの会話は聞いた事が有りません。
全員がいつもニコヤカで穏やかなな雰囲気を見せています。

気を張らずにゆっくりと楽しめるお店です。

この辺りです

このビルの3Fです。

この後、このビルの地下に有るバー、「オーディン」に立ち寄りました。

古くからこの街に有る名店でかれこれ20年近くになる店です。
バー好きには名の知られたお店で、確かマスターはウイスキーのブレンダーの資格を持っていたと思います。

以前は時々行ったのですが、久しぶりに行ってみました。

恵比寿_オーディン_フェルネットブランカ


頼んだのは食後に良く頼むリキユール、「フェルネット・ブランカ」のソーダ割り。
強い苦味が特徴のリキュールです。

厚い一枚板のカウンター、重厚で天井の高い店造り、マスターのこだわりを反映した品揃え。

やはり今でも独特の存在感を感じます。

いつもは別のバーに入り浸っていますが、たまには懐かしく思い出しに行くのも良かったかな、と言う気がします。