沖縄本島 名護~ヤンバルの釣り その312012年04月03日 13:04

沖縄本島 2007/11/23~2007/12/1の名護周辺の旅の記事の続きです。

ナブラを待ち続けていますが、時間が過ぎるばかりで魚の姿が見えません。

ナブラポイント4


まだ、魚が来ません。

もう4時半近くなりましたが気配が無いので、サギにちょっと近づいてみました。
アップで見るとなかなか可愛い顔をしています。

ナブラが来ないのでこいつらも暇そうです。
試しに魚肉ソーセージを千切って投げてみたのですが、ちょっと近づいて来ただけで食べません。
やはり生きた魚しか食わないんですね。

しかしナブラが来ません。
飛行機の関係で5時には出発しないとイケナイのですが。

まだ、来ません。

もう4時45分くらいです。

ナブラポイント2


もう薄暗くなって来ました。

クロサギ達も祈るように沖を見つめています。
何だか仲間意識まで沸いて来ました。
魚、来ないすねえ先輩。

とうとう時間が来ました。
もし今ナブラが立っても、キャッチ/リリース片付けの時間を考えるとちょっと難しい時間になりました。

最終日は残念でしたが、今回は2回のナブラを捉える事が出来たので、まあ上出来でしょう。
早起き出来てればまた違ったかも知れませんが、上等です。

とりあえず、ロッドを畳んで砂浜の傾斜をゆっくりと駐車場へと向かいます。

東屋の横を通るとオジイが、昨日は釣れたようだったけど、今日は魚来なかったな、とか言う意味を方言交じりでちょっとだけ声をかけて来ました。

へえ上から見てたんすねえ、でも今日はダメでした、と言いかけた時でした。

横で海を見つつユンタクしていたオジイ達が一斉にウオオと声を上げます。

私も咄嗟にそちらを振り返ると。

ナブラです。
それも巨大なナブラです。
広い範囲で泡だった海面が私が立って居た辺りの左側から右方向へ、猛烈な勢いで移動して行きます。

私に話しかけたオジイが、帰ろうとすると出るんよなあ、とつぶやいています。
私も、本当やねえ、と返しながら海を見ていると、戦友のクロサギ達が低空で魚の群れを追っているのが見えました。

おお、ようやく餌にありつけそうじゃないか。
それだけでかいナブラが出たなら、大量のミジュンが打ち上げられるだろな。

数10秒続いたナブラが消えるのを待って、ちょっとだけナブラを打つ事が出来なかった悔しさを抱えながら、満ち足りた気持ちでビーチを後にし帰京の途へと着いたのでした。



今回で名護~ヤンバルの釣りは終わりです。
名護市関連で別な日付の写真が少しだけ残っているので、次回辺りに記事にしようと思います。