奄美大島の旅 その72012年02月10日 12:57

さて、奄美大島 その7です。

奄美大島での夕食に良い店をもう一軒。

奄美市の夜の町と言えば、屋仁川通りです。
屋仁川と書いてヤンゴウと読みます。
場所としては名瀬入舟町交差点から南西に走る大通り周辺を指すようです。

この辺りです

奄美大島の旅 その5で紹介した居酒屋「一村」はこの通りの突き当たり近くに有ります。

この辺りです

この辺りをフラフラすれば食事の店は見つかるのですが、この通りからほど近いところに奄美市有数の郷土料理店が有ります。

喜多八


喜多八と言います。
居酒屋と言うよりも郷土料理屋と呼んだ方がしっくり来ます。

4000円のお任せのみですが、ボリュームたっぷりで食べきれないくらい出ます。
料理は伝統的な奄美料理が主体で、刺身、すり流し(海草の寒天寄せ)、豆腐の煮物、あぶらソウメン、豚肉の煮物、薄焼き卵に包まれた寿司その他が提供されます。
味は全般的に薄味で脂が少なめの素朴な味付けでした。

それとこの店では奄美の唄者によるライブが催される事が有ります。
唄者とは奄美の島唄、伝統民謡を唄う人達の尊称のようです。
奄美の島唄は沖縄とは全く異なる声調で、裏声をヨーデルのように駆使した独特の節回しを持ちます。
奄美の唄者では、元ちとせさんが有名ですね。
驚くほどの声量でどっしり歌い上げられる島唄は、沖縄方面で唄われるどこか優しい沖縄民謡とは全く別のルーツを感じさせられます。
一度訪れてみられる事をお勧めします。

外観はこんな感じです。

喜多八外観


場所はこの辺りですね。
いつも一杯で中々入れない店ですので、予約必須です。
当日予約は難しいかも知れません。

この辺りです

またまたスーパーの写真を一枚。

スーパー魚1


真ん中に赤い魚が並んでいますが、ヒメジの仲間だと思います。
値札にカタヤスと記載されています。
沖縄ですとカタカシですね。
その上にはカブクヤが並んでいます。
タカサゴですね。
沖縄も同じ呼び名だったと思います。

そしてスーパーの名前が見えます。グリーンストアです。
このグリーンストアは奄美市で魚の品揃えではトップクラスのスーパーです。
奄美漁港では毎日セリが行われており、並べられた魚を次々にセリにかけて行きます。
見学させて頂いてると、大きな目立つ魚がセリ落とされるとかなりの割合で落札者としてグリーンストアの名が叫ばれ、魚に伝票が張られて行きます。

で、このセリで女性仲買人がいらっしゃるのですが、勘違いでなければその女性がグリーンストアの名前でセリ落としていたようでした。
並み居る男仲買人と真っ向勝負の凛々しい姿でした。
しばらく奄美のセリは見学していませんが、今でも元気に男共に混じってセリ勝負の戦いを演じているのでしょうかね。

久しぶりに奄美のセリも見学したいものです。