バイクの旅 能登半島 その82012年02月03日 12:43

さて、今回はあんかけ焼きそば「いむらや」に向かうところからです。

ルートは1月25日の日記に有るリンク先のYAHOOドライブのルートを参照してください。

「いむらや」はここです。
好みに合うと良いのですが。

この辺りです

駅方面に戻るルートですが、まあ大した事では有りません。
またモタモタとプロテクターを装備しなおして駅方面へと向かいます。

長野駅近くのスーパー西友の裏に有る、ちょっとゴチャッとしたエリアに店が有りました。
何だか期待を抱かせるたたずまいです。

長野市_あんかけ焼きそば_いむらや

で、ありついた焼きそばがこれです。
シューマイも美味いと聞いてていたので注文しました。
ですが、この焼きそば、えらくボリュームが有ります。
何だかシューマイもでかく、厳しい戦いになるのは間違い有りません。
どうやらシューマイは一個から注文出来たらしいのですが、時既に遅くちょっと後悔しつつ、順番待ちのお客さんに気兼ねしながらゆっくりと食べ進めます。
ちょっと嫌な汗をかきつつ、時間をかけてなんとか完食する事が出来ました。
味の方ですが、ちょっと甘みが有って個性的なのですが、甘いのが苦手な私には残念ながら口に合いませんでした。
しかし、確かにローカルで素朴な味わいで、子供の頃から食べているとクセになる味だと思います。

でも、地方に根ざしたローカルフードは食べて楽しい気持ちにさせられます。
例えば、人によって選択が違うとは思うのですが3大ローカルフードと言われる、新潟のイタリアン、長崎のトルコライス、宮崎延岡のチキン南蛮などが有名ですね。
どれも地域に根ざした美味しい食べ物でした。

その他には、秋田県横手の焼きそば、福島県会津周辺のソースカツ丼、山梨の吉田うどん、讃岐うどん、北九州の焼きうどん、大分中津の鳥唐、沖縄のタコライス、などなどなどなど。
数え上げるとキリが有りませんが、どれもこれも楽しく美味しい食べ物でした。
私としては最近ブームのB級ご当地グルメで紹介される事も多い岡山の津山ホルモンうどんが衝撃的に美味くて一番記憶に残っています。
いつか日記でご紹介したいと思います。

さて、これで長野市を離れ関東方面へと向かいます。
ちょっと長野市で時間を取られたので、予定外でしたが松本市に1泊します。
とりあえず、東横イン松本駅前店を予約し特に何事も無く無事チェックインしました。
今日はスーパーで刺身と弁当を買って夕食を済ませ、ついでに買ったカップの焼酎を飲みつつ明日のルートを検討しながら部屋飲みです。
明日は川崎に帰るだけです。


一夜明けて、さて、出発です。
今日は5月8日。

先日の日記では日程は5月2日~5月7日と書きましたが、間違っていました。
5月8日までですね。

チェックアウトを済ませ、荷物の搭載、プロテクターの装備などの出発前の儀式を済ませます。

いつもなら山梨方面から帰る場合は、勝沼IC~塩山市~丹波~川崎方面のルートを使います。
昨日のルート検討の結果、今回は中央高速諏訪IC~メルヘン街道~武州街道~西上州やまびこ街道~小鹿野町~秩父のルートに決定しました。
目的は酷道299号線とも言われる狭い国道を越えて行く十石峠です。
台風などで道路が崩壊したり、年間通行止めとなったり関東近くでは屈指の悪路だと聞いています。
とはいえ、足はバイクですし、特にオフロードタイプですので少々の悪路も平気です。
それよりも、ずっと寒い思いをしているんですが、この峠の気温が心配です。
とりあえず、今年の冬季通行止めも明けているはずですし出発です。

まずは諏訪ICからメルヘン街道を進みます。
しかし、何でメルヘン街道なんでしょうかね、良く分かりません。
今回はロマンチック街道やらメルヘン街道など、中年のオッサンが口に出すにはミットモナイ道ばかりです。

しばらく進むと蓼科高原に出ました。
蓼科ってこんな所に有ったんですね。

道は適度なワインディングが続き、バイクで走るには楽しい道が続きます。

佐久穂町で国道141号線に合流し、海瀬駅辺りで再び別れた後、いよいよ十石峠方面へと向かいます。

この辺りです

この辺りから霧が沸き始め気温も下がって来ました。
やはり寒くて、ちょっとマズイ気配です。
しかし、ここから約20キロで十石峠です。
寒くても戻る訳にも行かないので、とりあえず前進です。

道幅はずっと狭く、車だと離合は注意が必要そうです。
路面は霧で濡れて油断するとスリップダウンしそうで慎重に進んで行きます。
30分ほど走って無事に長野県と群馬県の県境に位置する十石峠に到着です。

この辺りです

霧も出ていて特にみるべき景色も無い為道を急ぎますが、狭くてクネクネの道が連続しバイクであってもペースが上がりません。
これは噂通りの酷道です。

ドンドン進みますが、道は広くなる事も無く相変わらず悪路が続きます。
十石峠だけでなく、その先の仁平沢辺りもかなりの物でした。

この辺りです

これだけ曲がりクネってると、もうどっちに向いて走っているのか分かりません。

この道沿いにはこんな看板も有ります。
記憶が曖昧でこの道だったかちょっと自信が有りませんが。

熊注意

バイクは体がむき出しなので、出会ったらアウトですね。
まあ、熊に出会う事も無く、どんどんと山を下って行きこの辺りからようやく道が開けて来ます。

この先は小鹿野町です。
小鹿野町はバイクで町起こしを目指していて、町を上げてライダーを歓迎している町です。
初めての町ですが、申し訳無く思いながら今日は通過です。

さてここまで降りてくれば秩父を越え、後は道なりに進んで狭山ICから一気に我が家へ一直線です。

あっという間の旅でしたが、見知らぬ道を走り、見知らぬ路地裏を歩いて来ました。
寒さに震える事も多く、野池探索も不発に終わるなど思い通りに行かない事も多い旅でした。
とは言え、見た事も無い景色、どうでも良さそうでちょっと気になる風景などなど、やっぱり旅は良いなあと思わされる7日間でした。

今回の能登半島の日記はこれで終わりです。

それと、秩父で食べた幸楽苑の中華そばが予想外に美味くて驚いた事を最後に。